この度、先日の第88回アカデミー賞でも『レヴェナント 蘇えりし者』で監督賞を受賞し話題となったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の『BIUTIFUL ビューティフル』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で共同脚本を務めたアルマンド・ボーの初監督作『エルヴィス、我が心の歌』(英題:The Last Elvis)が、5月28日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開することが決定致しました。

 
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エルヴィスへの愛にあふれた歌心が、何故ここまで人の心を打つのか・・・
地味だけど素晴らしい映画だと思います。
そして、何といっても主演のジョン・マキナニーが笑顔の可愛い人で、すっかり彼の演技に魅せられてしまいました。
音楽評論家・作詞家  湯川れい子
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“エルヴィスの歌声に最も近い男”ジョン・マキナニーの熱演!
「BIUTIFUL ビューティフル」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の共同脚本、
アルマンド・ボーの初長編監督作!

 主人公カルロスを演じるのは、アルゼンチンでエルヴィスのトリビュート・アーティストとして、実際に活躍するジョン・マキナニー。
本作が映画初出演だが、吹替えなしの圧倒的なライブシーンをはじめ、体型や容姿、その歌声まで、エルヴィスにそっくりな彼にしかできない役柄を見事に演じきった。
 そんな彼から物語の着想を得て、本作を作り上げたのは、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の『BIUTIFUL ビューティフル』、そして2015年アカデミー賞では
脚本賞を含む4部門を受賞した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で共同脚本を務めたアルマンド・ボー。
類まれな純粋さをもった、しかし不器用なひとりの男の魂の彷徨を、リアリティ溢れる演出とカメラワークで描いてみせた。
監督デビュー作ながらも本作は高く評価され、国内外の映画祭で数々の賞を受賞し大きな脚光を浴びることとなった。
この映画を観終えたものは、夢を追いかけ続けることの厳しさと美しさを同時に感じずにはいられないだろう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa