このたび、ギャガ提供、エスパース・サロウ配給作品『或る終焉』の公開日が、2016 年 5 月 28 日(土)より Bunkamura ル・シネマほか全国順次公開と決定いたしました。

監督は、2009 年に長編監督デビューをして以来、わずか 2 作目の『父の秘密』(12)が第 65 回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にてグランプリ受賞。続く、3 作目の本作が第 68 回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞と、映画監督としてはまだ短いキャリアにもかかわらず、世界最高峰の映画祭を魅了してやまないメキシコ出身の俊英ミシェル・フランコ。36 歳という若さでありながら“人間”を深く抉り出す、研ぎ澄まされたその観察眼に私たちは驚きを隠しえない。また、主人公デヴィッドに扮したのは、主演としてバイプレイヤーとしてさまざまな監督に愛され、幅広いキャラクターをこなしてきた名優ティム・ロス。患者の残りわずかな最期のときを、家族をも超越した距離感で共に過ごす看護師を演じ、役者としての真骨頂を見せてくれる。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54569

執筆者

Yasuhiro Togawa