『イカとクジラ』(05)でアカデミー賞®脚本賞にノミネートされ一躍時代の寵児となったノア・バームバック監督の最新作、“WHILE WE’RE YOUNG”がこの度、日本公開タイトル『ヤング・アダルト・ニューヨーク』として 2016 年7月、TOHO シネマズ みゆき座ほかにて公開されることが決定いたしました。

ブルックリンに暮らす、世代の違うカップルたちのモラルや価値観のズレ、成功への夢と野心のぶつかり合いを、リアルかつユーモラスに描く本作は、ヒップスターたちのライフスタイルと最先端カルチャーを 80 年代のサウンドに乗せて贈る、クスッと笑えて、少しほろ苦くて、最後には胸が熱くなる“迷子の大人たち”の成長物語です。

研ぎ澄まされた人間観察力とシニカルな語り口、それでいてハートフルな温かさを忘れないスタイルから、“ポストウディ・アレンの大本命”と注目されているノア・バームバック監督の元に今をときめく豪華実力派キャストが集結。対照的な2組のカップル役として『LIFE!/ライフ』のベン・スティラーとアカデミー賞®に 2 度ノミネートされたナオミ・ワッツが“まだまだイケてるつもり”のミドルエイジの切なさとおかしさを絶妙のバランス感覚で演じ、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で一気にスターへの階段を駆け上がったアダム・ドライバーと、『レ・ミゼラブル』の演技が高く評価されたアマンダ・サイフリッドが、人なつこいが成功のためなら平気で他人を利用する野心溢れる若者を演じています。
本国アメリカでは興収 750 万ドルを超えるヒットとなり、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞インディペンデント映画トップ 10 や、英ガーディアン紙が選ぶ 2015 年ベスト 10 に選ばれました。

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執筆者

Yasuhiro Togawa