変われないことなんて、何もない—。

完成したティザーポスターには、リング上で寄り添う、無敗のボクシングチャンピオン、ビリー(J・ギレンホール)と、彼をいつも側で支えた妻モーリーン(R・マクアダムス)の姿が。
最愛の妻の死をきっかけに全てをなくしたボクシングの元世界チャンピオンが、亡き妻と最愛のひとり娘のために自分を変え、再びリングへ上がる姿を描く本作は、一人の父親がひたむきに自分と向き合うことで成長し、家族との絆を取り戻そうとする感動の人間ドラマだ。
すでに公開されたアメリカでは【ボクシング映画の新たな基軸を打ち立てた】と話題になっている。

無敗のチャンプ、ビリーを体当たりで演じるのは『プリズナーズ』や『ナイトクローラー』などで演技派として知られるジェイク・ギレンホール。前作『ナイトクローラー』から一転、6か月に渡り体を鍛え上げ、切れ味鋭いボクサーの体を作り上げた。妻・モーリーンには、本年度のアカデミー賞にもノミネートされ、今や全世界が注目する女優レイチェル・マクアダムス(『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『きみに読む物語』)、ホープ再生の鍵となる男ティックにはアカデミー賞俳優のフォレスト・ウィテカー(『大統領の執事の涙』)。
監督はデンゼル・ワシントンの怪演でオスカーをもたらした『トレーニング デイ』や、『イコライザー』など、激烈なアクションとほとばしる人間ドラマを鋭い感性で融合させる鬼才アントワーン・フークア。徹底的なリアリティにこだわり作り上げた、どん底からの復活物語は、実は、現代最高のヒップホップスター、エミネムの実体験に基づいているという。そして、彼が手がけた主題歌「Phenomeral」が本作を新たなる境地へと導く。
アカデミー賞をにぎわせるキャストと監督、そしてエミネムによる感動傑作が誕生した!

<ストーリー>「倒すのは、昨日の自分だった」 彼が左の拳を握る瞬間—その運命が変わる。
リング上で脚光を浴びるチャンピオン、ビリー・ホープ。怒りをエネルギーに相手を倒すというスタイルに心配が耐えない妻と娘。その彼の怒りは無情にも妻の死へと繋がってしまう。最愛の妻を失くしたビリーは悲しみに暮れる毎日。ボクシングにも力が入らず全てを失ってしまう。愛する娘までも…。そんなビリーは、今は第一線を退き、古いジムを営むトレーナーのティックのもとを訪れる。かつて、ビリーが唯一恐れたボクサーを育てた彼に教えを請い、自らの「怒り」を封印することを学んでいくビリー。やがて彼は、過去の自分と向き合うことで闇のなかに光を見出して行く…。

『サウスポー』http://southpaw-movie.jp

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa