本年度アカデミー賞®にて、3部門<撮影賞/作曲賞/音響編集賞>がノミネート、『プリズナーズ』『灼熱の魂』の実力派ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による、エミリー・ブラント主演最新作『ボーダーライン』が 4 月 9 日(土)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開となります。

物語の舞台はアメリカとメキシコ国境の町フアレス。暴力、麻薬、死が日常と隣合わせに存在する無法地帯で繰り広げられる最前線での攻防を、極限の臨場感で描き出す。衝撃的な現場に送り込まれるFBI捜査官を、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のエミリー・ブラント。『トラフィック』でアカデミー賞®助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロが謎のコンサルタント役を怪演、物語に凄味を加えている。さらに脇を固めるのは、『ノーカントリー』のジョシュ・ブローリン。飄々と的確に任務をこなすリーダー役を好演している。監督は『プリズナーズ』『灼熱の魂』でアカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされ、その手腕が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴ。撮影には『プリズナーズ』以来、2度目のコラボレーションとなる名匠ロジャー・ディーキンス。最高のキャスト・スタッフが集結し『ゼロ・ダーク・サーティ』『アメリカン・スナイパー』に続くサスペンスアクションの傑作との声も。
知れば知るほど深まる闇—圧倒的なクオリティに公開を前にひと足早く本作を鑑賞した数多くの著名人が打ちのめされた!

「世界は繋がっている。この映画で描かれるエミリーブラントを取り巻く物語は、間違いなく我々の日常の延長戦上にある。
そこに「ボーダーライン」はない」 —大友啓史(映画監督『るろうに剣心』三部作)

「正義と悪の境界線は組織の「利益」が決める。違法か合法かはどうだっていい。
それこそが裏社会最前線の不条理な現実の姿である。」—丸山ゴンザレス(犯罪ジャーナリスト)
「何が正しいのか。何が悪なのか。そこにボーダーはある。でもラインはない。デル・トロの存在が圧倒的だ。」
—森達也(作家・映画監督)
「勧善懲悪に揺さぶりをかける驚愕のエクストリーム!この映画を観たもの全てがハードコア越境者だ!」
—宇川直宏(DOMMUNE 主宰)
「静かに囁くような暴力。瞬間冷凍された狂気に震えがとまらない。」
—テレンス・リー(軍事評論家で元傭兵)
「アメリカは「対テロ戦争」と同じように、「麻薬戦争」にも、何年経っても、どんなに巨額の予算を注ぎ込んでも、
なかなか勝てません。そのもどかしさがこの映画からストレイトに伝わってきます。怖い、怖い・・・・」
—ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

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執筆者

Yasuhiro Togawa