アメリカ合衆国 国立公園制度生誕100周年記念<特別上映作品>
「アメリカが生んだ最高のアイデア」と言われる国立公園制度。ルーズベルト大統領と「自然保護の父」ジョン・ミューアの出会いから生まれた構想が、今では 200 以上の国と地域が採用し、人間が自然の贈り物を享受しながら未来へ受け継いでいくための指針となっています。
今回は 100 周年を記念しての<特別上映>となります。

大型スクリーンで味わう究極のオフトレイル・アドベンチャー
旅のガイドは、世界的に著名な登山家で国立公園大使のコンラッド・アンカー、彼の息子で冒険写真家のマックス・ロウ、画家のレイチェル・ポー
ル。彼らプロ冒険家たちが徒歩で、マウンテンバイクで、原始の自然の道なき道を縦走する究極のオフトレイル・アドベンチャー。大型スクリーンだ
からこそ普通の旅では絶対に味わえない興奮を体感できます。地球の鼓動と一体化する新たなるネイチャー体験。

自然保護
自然は誰のものでもなく、地球が人類にくれた最大の贈り物。自然の中で人は癒され生きるパワーをもらいます。人にできることは、未来の世代
のために自然を守ること。国立公園を知ることは、自然保護の大切さと、それを後世に伝えていけるのは人間だけだということを知ることなのです。
この映画は人間と自然の心がつながっていることをあらためて思い出させてくれる重要な作品です。

日本版の案内人は小澤征悦
オリジナル版で、名優ロバート・レッドフォードが務める案内人を、日本版では、俳優の小澤征悦が担当します。

【小澤征悦コメント】 僕はサンフランシスコで生まれ、ボストンで育ったのですが、子供の頃はボストンの森の中で“シークレット・ハウス”という小さな小屋を姉と一緒に作って遊んだりした思い出もあり、アメリカの自然の豊かさを体感した子供時代を過ごしました。

大学生の時には車でアメリカ横断の旅をしてグランドキャニオンにも立寄りました。
アメリカ人にとって国立公園とは遊びの場であり、同時に子供の頃から大自然というものを体で感じられる場所だと思います。人間という生き物が生き物として自然の中でどういう位置にいるのかを教えてくれる場所。アメリカは国立公園制度を作って本当の手つかずの自然と生態系を守ってきた。それはものすごく価値のあることだと思います。地球を守るというのは、実は人間を守ること。このままいったら地球が滅びるというけれど地球は滅びない、滅びるのは人間。地球を知ることは人間を知ることです。それを教えてくれるのがこの『アメリカ・ワイルド』のようなネイチャー作品の大事なところだと思います。

大自然に対する尊敬と畏怖の念を少しでも表現できたらと思ってナレーションをやりました。どうやっても勝てない相手なのでそういう大きさみたいなものを少しでも声で伝えたかった。お子様のいらっしゃる方たちにぜひお子様を連れて観に行ってほしいです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa