「このマンガがすごい!」3年連続ランクイン、「マンガ大賞」3年連続ノミネート、「コレ読んで漫画RANKING」1位を獲得、著名人や文化人、書店員からも傑作との呼び声が高い「僕だけがいない街」が実写映画化され3月19日(土)より大ヒット上映中です。2012年より『ヤングエース』(KADOKAWA)にて連載され、2016年3月4日(金)に最終話を迎え、今年よりフジテレビのノイタミナで放映中のアニメが3月24日(木)に大絶賛で最終回を迎えます。

漫画、アニメ、映画とメディアミックス展開でも話題の本作ですが、映画版では原作者の三部先生が、映画のエンディングに登場する主人公が描いた漫画を自ら描き、原作漫画とは違う感動的なエンディングを演出する重要な部分を担った!

三部先生は、「この映画の監督が平川雄一朗さんですし、制作前に話しているなかで信頼して任せて大丈夫だと思ったので、映画の製作陣にもアニメの制作陣にも好きに作って欲しい、“リバイバル”含め好きに解釈して下さいと伝えました。食事のシーンだったり自分が大事にしている部分がしっかり描かれていて、すごく嬉しかったです。出来に関しては全く心配していませんでした。」と自身の漫画の映画化について語っている。また、劇中に登場する藤沼悟の漫画「ワンダーガイ」がなんと漫画「僕だけがいない街」の三部けい先生書下ろしであることが明らかとなりました!

本作で藤原さん演じる主人公・藤沼悟はピザ屋のアルバイトで生計を立てる29歳の売れない漫画家。アルバイト先で夢を追う愛梨(有村架純)と出会います。バイトの傍ら執筆した「戦え!ワンダーガイ」を編集部に作品を持ち込みますが、編集者からは冷たくあしらわれます。小学生時代からノートの片隅にヒーローの絵をかいては、漫画家を志していました。しかし現実は厳しく夢半ば、周囲に漫画家であることを明かさずにバイトを続けています。そして繰り返し巻き込まれるリバイバル、悟は自らが想像する漫画の中のヒーロー像とは異なるものの、現実世界でヒーローになることを誓うのでした。また、映画『僕だけがいない街』が上映中の劇場で販売中の劇場パンフレットでは、三部先生の書下しの「ワンダーガイ」も収められています。劇中画を是非、パンフレットでお確かめください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa