アカデミー俳優マシュー・マコノヒーと日本を代表する国際派スターとして活躍を続ける渡辺謙。演技力と存在感で映画界に確固たる地位を築いた2人が初めてタッグを組み、ガス・ヴァン・サント監督と共に生み出した、驚きと感動に満ちた泣けるミステリーである、映画『追憶の森』の公開日が、<4月29日(金・祝)>に決定!併せて本ポスタービジュアルが到着いたしました。

愛は思わぬところで、あなたを待っている。

舞台は富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海。
そこを人生の終着点にしようと決めて日本にやって来たアメリカ人アーサーは、原生林が鬱蒼と生い茂る森の中で、出口を求めて彷徨う日本人タクミと出会う。怪我を負い、寒さに震えているタクミをアーサーは放っておくことができず、一緒に出口を探して歩き始める。しかし、まるで森の魔力に囚われてしまったかのように道はどれも行き止まりで、方向感覚を失った2人は厳しい自然との闘いを強いられる。その過酷な状況下、運命共同体となったタクミに心を開いていくアーサー。やがて彼は、樹海への旅を決意させたある出来事を語り始める……。

アーサーを演じるのはマシュー・マコノヒー。罪悪感と喪失感を抱えて樹海へ足を踏み入れたアーサーが救いの光を見出すまでの旅路を人間味たっぷりに演じきり、観る者の感涙を誘います。そんなアーサーと森の中で出会うタクミには、近年、映画のみならずNYブロードウェイの舞台にも挑戦し、トニー賞主演男優賞ノミネートにも輝く渡辺謙。弱く傷ついた人物でありながらアーサーの魂を解放へと導いていく不思議な役どころを、存在感満点に演じています。さらに、ドラマの謎解きの要ともいうべきアーサーの妻ジョーンを、『21グラム』と『インポッシブル』でオスカー候補になった演技派女優のナオミ・ワッツが演じます。
実力派俳優が一同に会した本作は、2014年のカンヌ映画祭で製作を正式に発表すると、映画祭が閉幕する頃には、実質的に世界中へのセールスは完売状態になったといい、マシュー・マコノヒーが、「ここ5年間で読んだ中でも最高の脚本だ」と絶賛していることからも、まさに理想的なキャストと強力な題材が見事に合わさった作品であることを証明する形となりました。

今回到着したビジュアルでは、舞台となる樹海を背景に、アーサーとタクミ、アーサーの妻ジョーンの姿が映し出されており、この3人が物語の中でどのように交わっていくのか、想像をかきたてる仕上がりとなっています。豪華キャストが織りなす感動のミステリーに、是非ご期待ください。

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執筆者

Yasuhiro Togawa