東宝東和配給にて映画『リリーのすべて』が3月18日(金)より公開となります。

アカデミー賞最有力との呼び声も高い本作は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出で綴りあげた感動作です。

日本時間1月14日(木)に行われた第88回アカデミー賞ノミネーション発表において、本作『リリーのすべて』が主要含む4部門にノミネートされました。主演男優賞にノミネートされたエディ・レッドメイン、助演女優賞にノミネートされたアリシア・ヴィキャンデル、そして美術賞にノミネートされたイヴ・スチュワート、衣装デザイン賞にノミネートされたパコ・デルガドから、喜びのコメントが到着いたしました!

本ノミネートは、エディ・レッドメインが昨年の『博士と彼女のセオリー』で主演男優賞を受賞したのに続き、本作で受賞をすると、『フィラデルフィア』(1993)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のトム・ハンクス以来、実に22年振りの2年連続受賞となります!
また、アリシア・ヴィキャンデルは、今回が初ノミネートとなります!

アカデミー賞は、日本時間2月29日(月)発表されますので、ぜひ受賞発表にご注目ください!

 第88回アカデミー賞 ノミネーション発表 
主演男優賞(エディ・レッドメイン) / 助演女優賞(アリシア・ヴィキャンデル)/
衣裳デザイン賞/美術賞

このノミネーションを受けることができ、アカデミー賞へとても感謝しています。特に、多くの優れた映画や演技があったこの年に受けることが出来て本当に嬉しいです。このノミネーションは、恐れを知らないトム・フーパー監督のビジョンに対して、そして他のキャスト達、特に光り輝くアリシア・ヴィキャンデルのサポートに対する証明だと思います。『リリーのすべて』でノミネーションされることは、僕にとって特別な意味を持っています。もしリリーとゲルダの旅路と彼らのラブストーリーを伝えることが、少しでも社会のポジティブな変化に繋がるのであれば、それは僕にとって更に喜ばしいことです。
—エディ・レッドメイン(主演男優賞)

この栄誉に、アカデミー賞に深く感謝しています。(ノミネーションを受けた)他の素晴らしい女優の方々、彼女たちの演技と並んで、私がノミネーションを受けたことに恐縮しています。『リリーのすべて』の一員となることができたのは、素晴らしいギフトでしたし、このノミネーションを受けることができて、興奮しています。
—アリシア・ヴィキャンデル(助演女優賞)

映画芸術科学アカデミーからの投票を通じたこのノミネーションに対して、感動し、感謝しています。この映画は、偉大な監督トム・フーパーのガイダンスの元に、美しく纏め上げられました。このノミネーションをマイケル・スタンディッシュと共に受けることを誇りに思っているし、『リリーのすべて』に関わった素晴らしいキャスト&スタッフたちも、同じく評価された事に非常に嬉しく思います。
—イヴ・スチュワート(美術賞)

自分の名前が今年のノミネーションのリストにあること聞き、とても嬉しかったし、この素晴らしいノミネーションへ感謝を伝えたいです。そして映画芸術科学アカデミーが『リリーのすべて』の私達の仕事をこのような重要な賞に値すると考えてくれたことに感謝したい。特に、私が深く敬服する素晴らしいデザイナー達と並んでノミネーションを受けたということは、大きな栄誉です。なんて大きな報いだろう。トム・フーパーやプロデューサー達にも、トランスジェンダーのパイオニアであるリリー・エルベとその妻ゲルダ・ヴェイナーの素晴らしいラブストーリーのデザインを任せてくれたことに対し、感謝を伝えたいです。
—パコ・デルガド(衣装デザイン賞)

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執筆者

Yasuhiro Togawa