『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞し、『レ・ミゼラブル』で世界中の観客を涙させた巨匠トム・フーパー。そして、車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じた『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇し、若手演技派スターのトップに躍り出たエディ・レッドメイン。今、最も映画ファンの注目と期待を集めるふたりが『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組み、またひとつ映画史に残る傑作を誕生させました。

アカデミー賞最有力との呼び声も高い本作は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出で綴りあげた感動作です。

先ほど、第88回アカデミー賞のノミネートが発表となり、主演男優賞にエディ・レッドメイン、助演女優賞にアリシア・ヴィキャンデルがノミネートいたしました。エディ・レッドメインが昨年の『博士と彼女のセオリー』で主演男優賞を受賞したのに続き、本作で受賞をすると、『フィラデルフィア』(1993)、『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)のトム・ハンクス以来、実に22年振りの2年連続受賞となります!また、アリシア・ヴィキャンデルは、初ノミネートを果たしました!

【ノミネート部門】
主演男優賞(エディ・レッドメイン) / 助演女優賞(アリシア・ヴィキャンデル)/
衣裳デザイン賞/美術賞

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54431

執筆者

Yasuhiro Togawa