この度、昨年のサン・セバスチャン国際映画祭にてグランプリ・監督賞をダブル受賞したカルロス・ベルムト監督『マジカル・ガール』の本ビジュアルが完成致し、映画評論家・町山智浩さんからの絶賛コメントが到着しました!

白血病で余命わずかな少女アリシアは、日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファン。彼女の願いはコスチュームを着て踊ること。娘の願いをかなえるため、失業中の父ルイスは、高額なコスチュームを手に入れることを決意する。この彼の行動が、心に闇を抱える女性バルバラと、訳ありの元教師ダミアンを巻き込んでいく。出会うはずのなかった彼らの運命が予想もしない悲劇的な結末へ・・・。独創的なストーリーに、全編を貫くブラックユーモア、まったく先読みできない巧みな構成、そして想像を絶するラスト!本作は、あの、ペドロ・アルモドバルもほれ込んだスペインの驚異の新鋭カルロス・ベルムト衝撃の劇場デビュー作です。

公開解禁時には、「少女が望んだ日本のアニメコスプレが起こす悲劇、スペイン新鋭監督作」とWEBで紹介され、無名の新人監督の作品ながらニュースランキングで日別・週別共に第一位に!予告編解禁時には予告編の再生回数が2日で3万以上!ツイッターでも「どんな話か想像できなすぎて気になる!」「軽い気持ちでみたら大ダメージくらいそう。でも超みたい!」「狂気を感じる!」「絶対みる!」という感想と共に予告編を紹介したツイートが一気に1万リツイートされるなど大きな反響がありました。

今回解禁された本ビジュアルでは、魔法少女のコスチュームに身を包んだ少女がステッキを持って立ち、その上には額から血を流した謎の美女が・・・。「余命わずかな娘と失業中の父、心に闇を抱える女と引退した教師———。哀しく交錯するふたつの愛が、運命を狂わせる・・・・・・。」というキャッチコピーからも、一筋縄ではいかないストーリー展開と悲劇へと向かう不穏な雰囲気が感じられる。対照的な2人の女を挟み真ん中に置かれた『マジカル・ガール』というタイトルが何を指すのか、見るものの想像力を駆り立てるビジュアルができあがった。

サン・セバスチャン国際映画祭で観客が唸り、評論家たちが舌を巻いた本作。日本でもまた、マスコミ関係者から「すごい監督が出てきた!」と注目を集めています。そんな中、映画評論家の町山智浩氏から絶賛コメントが到着!
“薄幸のアニメ少女と父のせつない物語があさっての方向にどんどん転がって……。
ブニュエル、ブレッソン、長山洋子、美輪明宏……目まいさえする奇跡の邂逅!“

長山洋子に美輪明宏と、スペイン映画では想像も出来ない日本カルチャーの要素が詰っている模様。一体、どんな映画ができあがったのか?と、期待が高まるコメントです!

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執筆者

Yasuhiro Togawa