1990年より週刊少年ジャンプにて連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した、唯一無二の存在感を放つ孤高の漫画家・漫☆画太郎による伝説のギャグ漫画「珍遊記〜太郎とゆかいな仲間たち〜」が、まさかの実写映画化!映画『珍遊記』は、2/27(土)より新宿バルト9他にて全国ロードショーとなります。
この度、主人公・山田太郎(松山ケンイチ)と共にスクリーンを暴れ回る6人のキャラクターとそれを演じる出演者が一挙に発表となります!合わせて、キャラクター写真が一挙に解禁に!是非本情報をご紹介頂きますよう、ご検討の程、どうぞ宜しくお願い致します。

山田太郎と共に天竺を目指す坊主・玄奘を演じるのは、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の主演で一躍注目を浴び、ドラマ以外にも映画・舞台・CMなど、数々の話題作に出演している、倉科カナ。本作では、坊主頭に袈裟という格好で、冒頭からのお下劣なセリフのやり取りや呪文を唱えながらのアクションシーンなども、見事に演じ切っている。
山田太郎に恨みを持つ映画オリジナルキャラクターの龍翔を演じるのは、JUNONスーパーボーイ・コンテストグランプリ受賞をきっかけに、ドラマ・映画・舞台・CMなど、ジャンルを問わず活躍の場を広げている、溝端淳平。本作では、扇子を構えて笑顔を振りまきながら、忌まわしい記憶を抱えて復讐に燃えるという、原作には登場しない役柄をユーモアたっぷりに演じている。
山田太郎の育ての親・じじいを演じるのは、文学座研究所から夢の遊眠社を経て、ドラマ・映画・舞台・バラエティなど、数多くの作品で名バイプレイヤーとしての地位を確立している、田山涼成。本作では、禿頭に着物姿で、ばばあと夫婦漫才のような掛け合いをしながら、口が悪く調子のいい役柄をノリノリで演じている。
漫☆画太郎作品には欠かせないばばあを演じるのは、『男はつらいよ』シリーズを始めとする山田洋次監督作品の常連で、『武士の一分』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した、日本を代表する名優、笹野高史。本作では、性別の枠を超えて、カツラと着物を身に着け、じじいと夫婦漫才のような掛け合いをしつつ、ハイテンションでコミカルな演技を披露している。
漫☆画太郎作品ではお馴染みとなる世界最強の武闘家・中村泰造を演じるのは、数々の小劇場から遊園地再生事業団・村松利史プロデュース・竹中直人の会などに出演し、舞台以外にもドラマ・映画・バラエティなど、数多くの作品で個性派俳優として活躍を続けている、温水洋一。本作では、ただの酔っぱらいと思いきや、酒を飲みながらの酔拳を繰り広げるなど、アクションたっぷりに演じている。
そして、変身前の山田太郎を演じるのは、テクノバンド・電気グルーヴのメンバーとして世界的に活動し、最近では俳優としても幅広く活躍しつつ、原作にも“町一番のかぶき者”として登場するなど、漫☆画太郎とも親交の深い、ピエール瀧。本作では、全身に特殊メイクを施し、“化け物感”たっぷりに凶暴で迫力のある演技を披露している。

<玄奘役:倉科カナ コメント>

「オファーを受けて」
「倉科さん、映画のオファーが来てるんですが…」最初、事務所の方が珍遊記の台本を恐る恐る私に渡したのをとてもよく覚えています。まあまあ下品なセリフのオンパレードなこの物語。マネージャーさんの心配はよそに、私は「お下劣な….でもどこか胸が熱くなるこの物語に、山口監督、松山さんをはじめとする濃い個性の俳優さん方と一緒なら素直に参加してみたい」と思いました。確かにお下劣だけど…このチームなら何かミラクルが起こるんじゃないか?!そんな希望を私は感じお受けしました。

「玄奘を演じてみて」
玄奘を演じ少し時間が経った今、私は..なんてハレンチなセリフを言っていたんだろう?隣には真ッ裸の松山ケンイチさん….それが当り前の現場。やはり凄い作品に参加してしまったなと….思いました。

「楽しみにしているファンにむけて」
映画での玄奘は原作とキャラクターも異なりますが、太郎との関係性も新しくとても愉快なものになっていると思います。ぜひ、劇場で大いに笑いに笑っていただければ幸いです。

<龍翔役:溝端淳平 コメント>

「オファーを受けて」
こんなに実写化するのが想像できない作品はないなと思いました(笑)でも、だからこそやり甲斐があるし、大きなチャレンジでもあると思います。お話をいただいてすぐやらせてもらいたいと思いました!

「龍翔を演じてみて」
自称太郎のライバルであり、太郎に尋常じゃないくらいの恨みをもっている龍翔は演じていて凄くやりがいがありました。オリジナルの役ってこともあり監督や脚本家の方と、毎日話し合って現場でそれを具現化していく作業は充実してました。どこまで振り切れるのか???その限界にも挑戦し続ける毎日は楽しかったです。

「楽しみにしているファンにむけて」
これだけ濃くてインパクトのある原作ですから、ファンの方も思い入れが強い方も多いとは思いますが、漫☆画太郎先生の前衛的な画力に負けないような作品に仕上がるように撮影に臨みました。沢山の方に見ていただけたら幸いです!

<じじい役:田山涼成 コメント>

「オファーを受けて」
山口監督の名前を見て
いつも僕を若返させる方なので。

「じじいを演じてみて」
ほんと、またバカ(超越演技)を楽しませてもらえた。役はじじいだったが、心は20才だった。ははは!

「楽しみにしているファンにむけて」
今、考えられる、日本の面白い俳優が全員そろって「バカ」を楽しんでいます!よろしくお願いします。

<ばばあ役:笹野高史 コメント>

「オファーを受けて」
映像で女性としてのおばあさんを演じることに憧れておりました。ところがなかなか実現しませんでした。今回、やっと有難くもお役を頂戴いたしまして、ありがとうございました。嬉しゅうございます。なにより監督様の御英断に、敬意を表します。

「ばばあを演じてみて」
じじい役の田山さんの、濃厚な色気のお陰様で、何とか演りきれました。

「楽しみにしているファンにむけて」
原作のばばあは大変な人気と聞いております。原作のイメージも保ちつつ、私も二人の祖母の面影を追いながら演じさせて頂きました。いかがでしたでしょうか。

<中村泰造役:温水洋一 コメント>

「オファーを受けて」
素直にうれしかったのと、また画太郎先生の作品に出られる喜び。山口監督とも3度目なので撮影を楽しみにしてました。

「中村泰造を演じてみて」
原作になるべく近いようにやりました!山口監督なら絶対に「珍遊記」をクソ素晴らしい実写にできると信じて!深夜のアクションシーンの撮影は予想通り大変ではありましたが、松山君と楽しくできました。アチョー!

「楽しみにしているファンにむけて」
あの「珍遊記」ですよ!みなさんが期待する素晴らしい糞ちんこ作品になってると思いますので、お楽しみに!

<変身前の山田太郎役:ピエール瀧 コメント>

「オファーを受けて」
画太郎作品の映画化に出演できるのは光栄です。

「変身前の山田太郎を演じてみて」
正直、特殊メイクをした自分を見て、「これ、俺じゃなくてもいいんじゃないか…」と思いました(笑)

「楽しみにしているファンに向けて」
当時ジャンプ誌上で連載を読んでいた皆さんにとって、珍遊記に電気グルーヴの僕が出演することは、必然に感じると思います。因果応報とも言えます(笑)

<監督:山口雄大 コメント>

「玄奘(倉科カナ)について」
ともすれば男オンパレードになりがちな画太郎作品の中で玄奘は清涼剤にしたいと思い、最初から女性で考えていたのですが、重要なのはスキンヘッドの似合う女優さんでした。倉科さんの名前が上がり、合成写真で検討してみるとドンピシャで。彼女しかいない!と惚れ込んでしまいました。放送禁止用語なども連発する役柄ですが、躊躇することなく演じていただけました。怒ってません?(笑)

「龍翔(溝端淳平)について」
龍翔は映画オリジナルキャラであり、原作にない物語を牽引する役柄、そして画太郎作品に似合わないイケメンキャラということで、慎重にキャスティングする必要がありました。見た目の絢爛豪華さはもちろんのこと、それを一気に地に落とし込める振り幅のある人。溝端さんはバイタリティのある人で、現場でもいろいろアイデアを出し膨らましてくれましたし、壮大なカラ回りキャラを本気で演じてくれました。

「じじい(田山涼成)について」
田山さんは何度かご一緒させていただいていまして、これまでもヅラ刑事、ゲイ知事と、エキセントリックなキャラクターを体現していただきましたので今回は、ズバリ「じじい」ということで。なんの問題もありませんでした(笑)

「ばばあ(笹野高史)について」
当初女優さんをキャスティングに考えていたのですが、嫌味なく生々しくなく演じてもらえる人になかなか出会えず、難航していました。ところが笹野さんの方から「ばばあ役がやりたい」とおっしゃってくださって、「そのテがあったか!」と目から鱗でした。問題の、田山さんとのベッドシーン(?)も色気たっぷりに演じていただきました。

「中村泰造(温水洋一)について」
すでに画太郎作品では「ハデー・ヘンドリックス物語」という短編でタイトルロールを演じてもらっていたので、今回も絶対出てもらいたいキャストの一人でした。というか、ほぼ画太郎さんの絵のままですよ、この人(笑)。今回は初期画太郎作品でおなじみのキャラを泥酔状態で演じています。

「変身前の山田太郎(ピエール瀧)について」
瀧さんも画太郎作品といえば、絶対出てもらいたい人でした。「ハデー・ヘンドリックス物語」では刑事役を演じてもらったのですが、その試写の帰りに「もっとヘンな役が良かったなー!」と捨てセリフを残して帰って行ったのを覚えていたので、「はい、ヘンな役です」という僕からの返答です(笑)。
顔面を覆う特殊メイクでほぼグリーンバックの撮影で演じてもらったのですが、その表情の豊かさにビックリしましたし、独特の笑い方など、画太郎作品の正確な再現を試みていました。

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http://data.cinematopics.com/?p=54597

執筆者

Yasuhiro Togawa