第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美(『屍鬼』「十二国記」シリーズなど)の小説『残穢』(ざんえ)を、ミステリーの名手・中村義洋監督(『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』)が映画化する『残穢【ざんえ】 —住んではいけない部屋—』が、松竹配給にて2016年1月30日(土)に全国公開いたします。
小野自身を彷彿とさせる主人公「私」には、人気実力派女優=竹内結子。「私」とともに調査を重ねる久保さん役には、神秘的な魅力を放つ女優=橋本愛。初共演の2人に加え、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一ら個性的な男性キャストが集結、予定調和を許さない驚愕のラストまで、片時も目が離せない戦慄のリアルミステリーが誕生しました。

この度、和楽器バンドの書きおろし新曲「Strong Fate」が本作のイメージソングに決定いたしました。

和楽器バンドは、詩吟、和楽器とロックバンドを融合させた、“新感覚ロックエンタテインメントバンド”。メンバーは鈴華ゆう子(Vocal)、いぶくろ聖志(箏)、神永大輔(尺八)、蜷川べに(津軽三味線)、黒流(和太鼓)、町屋(Guitar)、亜沙(Bass)、山葵(Drums)の8名。2014年4月にアルバム「ボカロ三昧」でデビュー、オリコン週間ランキング初登場5位を皮切りに、発売から22週間連続でTOP100入りを果たしました。今年9月に発売したセカンドアルバム「八奏絵巻」はオリコン週間ランキング初登場1位を獲得。ヒット曲「千本桜」のミュージックビデオはYouTubeにて3000万再生を突破しております。話題沸騰中の和楽器バンドが書きおろした本作のイメージソング「Strong Fate」は、テレビスポットや特別予告編などに使用される予定です。

<鈴華ゆう子コメント>
映画の音楽に携わる事をとても嬉しく思います。事前に、原作や映画を観させていただきまして、自然にその世界に深く入り込み、私たちができる世界観を表現しようとした結果、私たちのサウンドとしても新鮮なものができました。この曲が物語の一部として皆様の中に響く事を願っています。

<プロデューサー・池田史嗣コメント>
映画「残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-」は、不可思議な音のする部屋の謎を追う戦慄のミステリー。キーワードは“穢(けが)れ”です。
それは、極めて日本的な概念です。例えば神社にお参りに行けば手水を行う、ごく普通のことですが、それは無意識のうちに溜まった“穢れ”を落としている、ということ。呪いや祟りのように、誰かに向けられた特殊な怨念とは違いごく自然にそこにあるもの。気付くかどうかだけの問題で、我々の生活のそこかしこに、“それ”は存在しています。
この、日本古来の“和の恐怖”を音楽で表現するには、和楽器バンドさんが最適任だとすぐに確信を持ちました。
独特な、伝統芸能と現代ロックの融合。詩吟の師範である鈴華ゆう子さんの醸し出す、妖しいほどに美しいヴォーカル。そして、1000万を超える再生回数を持つほどネットで爆発し、いまや人気が世界に広がりつつある、その不可思議な世界観。
残穢×和楽器バンド、共通する和のエンターテインメントが連鎖し、その穢れに感染する人が続出することを楽しみにしています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa