「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery
https://motion-gallery.net/projects/7girlsmovie
2015年12月25(金)0:00〜2016年2月22日(月)23:59
目標達成金額:3,500,000円

[作品概要]

監督/脚本 デビッド・宮原(漫画「かぶく者」、ドラマ「泣きめし今日子」他)
音楽 吉田トオル(映画「ゆるせない、逢いたい」他)
美術監督 杉本亮(第34、37回日本アカデミー賞優秀美術賞受賞)

[あらすじ]

アメリカ軍の支配下にあった終戦直後、希望と尊厳を奪われたドン底の東京に、わずかな命を生きた娼婦達がいた。
家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女達を人は蔑み、パンパンガールと呼ぶ。

とっくに捨てた幸せ、あるはずのない愛、取り巻く男達の野心に翻弄されながらも、手を取り懸命に生きようとした彼女達の歌、「セブンガールズ」が、瓦礫の街に今日も聞こえる。

[この企画の特徴]

結成18年目に入る劇団前方公演墳がお客様のアンコールにより4度もの上演を重ねた劇団の代表作を映画化しようというプロジェクト。
これまでの小劇場作品の映画化と違い、劇団員がそのまま出演し、舞台の空気そのままの映画化を目指す。
多くのファンに支えられた作品を、クラウドファンディングという多くの方の支援で映画化する。

[映画化の意義、3本の柱]

・デビッド・宮原、初の長編映画監督作品
週刊モーニングにて「かぶく者」原作をしていたデビッド・宮原。
映像作品は、ショートフィルム、テレビドラマでの発表にとどまっている。
舞台作品は長編を発表しており、クラウドファンディングを達成すれば本作が初の長編監督作品となる。

・作品の持つテーマと海外進出
戦争の二次被害とも言える占領軍への売春行為。
今、日本人でも「パンパン」という言葉すら知らない人が増えている。
映画を完成させて、海外に出展することで、海外では大きな反響を呼ぶかもしれない。
何故なら、今、現在も駐留軍がいる国は数多く存在しているからだ。
兵士たちの性処理の問題は、中々問題になりづらいけれど、現実に生きている問題。
しかもこの作品は、その問題を問題とせず、それでも強く生きようとする姿を描いている。
クラウド・ファンディングに参加すれば、そんな波紋を一緒に起こすことになる。

・「シモキタ」から「世界」へ
ジャパンのリトル・シアターカンパニーが世界に挑戦すること。
海外では舞台演劇というのは日本よりずっと文化として成熟しており
大きなシアターカンパニーに、普通の夫婦が通ったりしている。
逆に言うと「小劇場」という文化が非常に少なく、日本の演劇の特徴ともいえる。
俳優たちは、シアターカンパニーの所属を目指すのが普通で、劇団を立ち上げるなんてまれだ。
日本の小劇場は独自の文化で、CoolJapanの一つ。
その日本独自の「小劇場」が、世界に作品を問うということ。
小劇場の作品をそのまま世界に持っていくことで、新たなモデルケースを作る。

[その他]
今回、今までにない新たな安価でのタイアップ計画をしております。
アニメ「Tiger&Bunny」のヒーローコスチューム広告タイアップのように、
映画の美術の中に、企業名、個人名、屋号、商品名などのタイアップを計画しております。
映画完成後、配信やDVD化後も表示されるタイアップとなっております。

執筆者

Yasuhiro Togawa