全世界を熱狂させた史上最大のワールドプレミアから2日、“フォースの威力”は勢力を増し、大西洋を越えヨーロッパをも席巻。現地時間12月16日、ロンドン中心部のレスター・スクエアを占拠して、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヨーロッパプレミアが華々しく開催された。

スタッフ&キャストを待ち受けていたのは、レスター・スクエアを埋め尽くす8000人のファンたち。さらに、ヨーロッパを中心とした世界各国の報道陣はTVカメラ80台、スチールカメラ100台にも上った。今年のロンドンは暖冬で、この日の気温も12℃ほど。レーザービームのライトショーによる華やかなオープニング演出の後、J.J.エイブラムス監督をはじめとする一行がレッドカーペットに到着、長旅の疲れも見せずファンサービスと報道陣へのサウンドバイツを行った。

レッドカーペットには、J.J.エイブラムス監督と製作のキャスリーン・ケネディ、先般来日を果たしたデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバーら“新しい主役たち”に加え、ルピタ・ニョンゴ、オスカー・アイザック、グウェンドリン・クリスティ、そしてマックス・フォン・シドーら新キャスト、また、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、マーク・ハミルらが続々と登場。イギリス出身のヒロインのデイジー・リドリーとフィン役のジョン・ボイエガの二人にとって、ロンドンでのプレミアは“凱旋”であり、最高の夜となった。
また、ゲストには、ベネディクト・カンバーバッチやクイーンのブライアン・メイ、テイク・ザットのマーク・オーウェン、オアシスのノエル・ギャラハーといったミュージシャンなど多くのセレブが駆け付け、会場のファンをさらに沸かせた。

会場のヴォルテージがMAXに盛り上がるなか、スタッフ&キャストからファンへ向けてBIGなサプライズが贈られた。会場の巨大スクリーンには、ロンドンきっての観光名所でもあるトラファルガー広場のネルソン記念柱が映し出される。ジョン・ボイエガの「ロンドンへのサプライズだぜ!」という掛け声で、高さ50メートルの記念柱にブルーのライトセーバーカラ−に輝く、それはまるでトラファルガー広場に突然ライトセーバーが出現したかのような光景となった。スタッフもキャストも、そして観客たちも固唾を飲んで見入り、つぎの瞬間、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

ハリソン・フォード
1)日本でもまもなく公開されますが、日本のファンへのメッセージお願いします。
日本のファンの方々も、長い間関わってきた作品の話続きが観れるので楽しめると思います。私たちは、日本の観客の方々のパワフルで暖かい歓迎をすごくうれしく思ってますし、感謝してます。

デイジー・リドリー
1)ロンドン・プレミアはどうですか?
はい、とても特別よ。私の家族も来ていて、彼らに観てもらうのが待ち遠しいわ。

2)日本のファンへ、どういったところを楽しみにするべきか教えてください。
まず、すべてのファンの方々に観に行って欲しいわ。何も求めたり、探したりするのではなく、ただただ映画自体を楽しんでほしいわ!

J.J. エイブラムス
1)ようやくファンに映画を見せられますかどんなお気持ちですか?
・最高だよ!早くみんなに見て欲しいよ!

2)なんで「スター・ウォーズ」はこんなにも継続的にファンに愛され続けると思いますか?
ジョージ・ルーカスが創り上げたのは、時空を超えた物語で、冒険やはぐれ者や善と悪の対決そして、核となるカッコい精神論のフォースがあり、素晴らしい出来栄えと共に素晴らしい音楽できていると思うよ。
だから、「スター・ウォーズ」は全ての方々に愛され、時を越えるものを力を内包しているんだよ。

3)マーク・ハミルはこの作品を「すべては変わった。でも何にも変わってない。」このバランスはどうやってとられましたか。
これに関しては、特に常に気をつけていたよ。とにかく何も変えずに、すでに知っている世界の数年後でありながら、これまでにない全く新しいキャラクターと物語を作ること。このために、常に過去を振り返ることで、前進していたよ。

4)デイジー・リドリー、グウェンドリン・クリスティ、ルピタ・ニョンゴ、キャリー・フィッシャー、素晴らしい女性キャストたちがいます。この映画にとって強い女性を主役に起用するのは大事なことでしたか。
アイディアは、女性のキャラクターを物語の中心にしたいと思っていたんだ。キャリー・フィシャーやレイ(デイジー・リドリー)だけでなく、ルピタ・ニョンゴやグウェンドリン・クリスティを迎えることができてうれしいし、僕たちのキャストの中には良い者、悪い者、パイロット、ストームトルーパーでたまたま女性というのも多くいるよ。

5)「スター・ウォーズ」の好きな瞬間は?
僕の好きな「スター・ウォーズ」のシーンはルーク・スカイウォーカーが2つの太陽を見ているところだね。なぜか、あのシーンは本当に大好きだよ。

ジョン・ボイエガ
1)ようやくご自身のホームタウンやファンにこの作品をお届けできる気持ちはいかがですか。
僕は南ロンドン生まれだから、本当に最高の気持ちだよ!このポジションでここに来れて、この映画に関われていることは僕にとって本当に現実離れしているよ。でも、今これを受け止めて、この瞬間を大事にこの体験を満喫したいです。

2)予告編へのリアクションは私たちも拝見していますが、本編を初めて見たときの感想はどうでしたか。
今度は何の感情も持たずにもう一回見たいよ。今度はオタクになって、受け入れたいよ。

3)フィンのキャラクターについて教えてください。
フィンはストームトルーパーを脱したいと思っていて、面白い道へ進み、興味深いキャラクターと出会うんです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa