東宝東和が配給いたします、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作にして、監督史上、最も美しい極上のゴシック・ミステリー、『クリムゾン・ピーク』が来年2016年1月8日(金)より公開いたします。

本作は、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督の約3年ぶりとなる最新作。細部まで作り込まれた屋敷を舞台に、“怖さ”と“美しさ”が創り出す、監督ならではの世界観が広がっています。監督自身、今年開催されたコミコンで、「これまでの中でも大好きな三本の映画のうちの一本。そして個人的に最も美しい映画だと思っている」と話すほど、ギレルモ・デル・トロ監督史上、最も美しい極上のゴシック・ミステリー作品です。

この度、本作に登場する美しい衣装に注目した特別映像が届きました。

映像には、印象的な光沢のある黄色いドレスやふわりとした華やかなドレスを着たイーディスと、真っ赤なドレスや厚みのあるベルベット仕様の青いドレスを着たルシールの姿が映っています。

「イーディスとルシールの衣装は対照的」と語るのは、衣装担当のケイト・ホーリー。彼女は『パシフィック・リム』に引き続き、デル・トロ監督と共にタッグを組んでおり、彼女が創り上げる想像力にあふれた衣装は彼の独特な世界観に欠かせない存在となっています。中でも印象的なイーディスが屋敷で着ている黄色いドレスは“ナンシー・ドリュー”という名のドレスで、ケイトはこの衣装について、「とても強烈な黄色よ。このあだ名はちょっとしたジョークで、彼女はアメリカのナンシー・ドリュー(児童小説の探偵)のように、あちこちの廊下を嗅ぎまわって、屋敷の秘密を暴こうとしているからなの」と衣装ひとつひとつにテーマがあることを明かしています。

イーディスを演じるミア・ワシコウスカは、繊細なシルクで作られた純白のナイトドレスを「比較的くつろいだ感覚だったわ。なのに見栄えはすごくいいの。衣装デザイナーのケイト・ホーリーの素晴らしい手腕のおかげよ!」と絶賛。また、ルシール役のジェシカ・チャステインは「ルシールの衣装は生地が厚めで“第二の肌”みたい」と表し、「彼女は昆虫を集めているけど、彼女が固い殻で覆われた昆虫のようだわ。衣装が殻そのものなの」と語るように、キャラクターの内面さえも衣装に映し出されています。そして、キャラクターのみならず、ケイトは更なる挑戦としてカラーコードを自分に課し、アメリカから英国へと移り変わる舞台によっても、衣装に変化が表れています。デル・トロ監督とケイト・ホーリーの創り出す、その怖ろしくも美しい世界観に、ぜひご注目ください!

CP_Costumes 映像
公式YouTube:https://youtu.be/fcq494lw5y4 

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執筆者

Yasuhiro Togawa