アカデミー賞前哨戦の1つとして最重要視される賞のひとつ、第73回ゴールデングローブ賞受賞式が日本時間12月10日 夜に行われ、本作『スティーブ・ジョブズ』が、主演男優賞【ドラマ部門】(マイケル・ファスベンダー)、助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)、脚本賞、作曲賞の4部門にノミネート!マイケル・ファスベンダーはゴールデングローブ賞3回目のノミネート、ケイト・ウィンスレットは10回目のノミネートを果たしました。(うち2回受賞)

ジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品──1984年のMacintosh、Appleを追われて作った1988年のNeXT Cube、Appleに復帰して発表した1998年のiMacという重要な3つのフェーズで、ジョブズが人々の心をわし摑みにした伝説のプレゼンテーション〈直前40分の舞台裏〉を描き出し、ただ単に人生を追うだけの伝記映画とは一線を画す一級品に仕上がっている本作。さらに、確執があったという娘リサとの間に本当は何があったのか、父としての顔にも真正面から迫り、初めて明かされる不器用すぎる親子の愛が、観る者の心を揺さぶります。原案はジョブズ本人、家族、関係者への約3年にわたるインタビュー等を基に執筆された唯一無二の記録本であり、ジョブズ自身が伝記作家ウォルター・アイザックソンに頼み込んで完成し、日本でも上下巻合わせ100万部を越えるベストセラーとなっている同名著作。

ロサンゼルス映画批評家協会賞ではマイケル・ファスベンダーが主演男優賞を、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードではケイト・ウィンスレットがバラエティ賞を受賞しており、さらに、パームスプリングス映画祭にてマイケル・ファスベンダーが国際スター賞を受賞。
同映画祭の各賞の受賞者はオスカーに絡みやすいことで知られている為、更なる期待がかかっています。

ゴールデングローブ賞受賞発表は来年1月10日(現地時間)です。

喜びのコメントが到着!!

第73回ゴールデングローブ賞 ノミネート情報 

■主演男優賞【ドラマ部門】 (マイケル・ファスベンダー)
■助演女優賞 (ケイト・ウィンスレット)
■脚本賞(アーロン・ソーキン)  ■作曲賞(ダニエル・ペンバートン)

HFPA(ハリウッド外国人映画記者協会)にとても感謝しています。
この映画に関わり、ダニー・ボイルや他の素晴らしいキャストと仕事をすることが出来たことは、
僕の役者人生の中で、最も創造的で驚くべき経験の一つでした。
ノミネーションを受けることができて、とても嬉しく思います。
—マイケル・ファスベンダー(主演男優賞 – ドラマ部門)

この映画でHFPAによるゴールデン・グローブ賞にノミネートを貰うことができてとても喜んでいるし、
非常に光栄に感じています。本当に心から喜んでいるわ!
—ケイト・ウィンスレット(助演女優賞)

自分個人に対するノミネーション、さらに『スティーブ・ジョブズ』に対しての与えられた4つのノミネーションに対して、
HFPAへ感謝したいです。この作品に関わった人にとって非常に特別な映画で、
ユニバーサルにとっても勇気のいる挑戦だったと思う。彼らサポートに対して、我々からの感謝を伝えたいです。
—アーロン・ソーキン(脚本賞)

ワオ!ゴールデン・グローブ賞のノミネーションを受けたんだ、これは凄いよ!
今回の作曲にあたり、いつもと違う発想で望みたいと思っていたし、ダニー・ボイルのような先見の明がある人となら、
それが出来ると思いました。アーロン・ソーキンの脚本が3つ(の場面)に分かれていたので、
作曲も3つの異なるアプローチをしたんだ。つまりダニーは一つの映画で3つのスコアを持っていたということだ。
今年最大のバーゲンだったね!
—ダニエル・ペムバ—トン(作曲賞)

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa