2016年3月18日(金)より東宝東和が配給いたします映画『リリーのすべて』。
この度発表された第15回ニューヨーク映画批評家オンライン賞(New York Film Critics Online)にて、アリシア・ヴィキャンデルがブレイクスルー演技賞を受賞いたしました。
同賞は今年、見事な演技をみせ、活躍した有能な若手俳優に授与されるもので、アリシアは『リリーのすべて』、『Ex Machina(原題)』の両作品での受賞となりました!!

『英国王のスピーチ』でアカデミー賞4部門を受賞し、『レ・ミゼラブル』で世界中の観客を涙させた巨匠トム・フーパー。そして、車椅子の物理学者スティーヴン・ホーキング博士を演じた『博士と彼女のセオリー』で英米のアカデミー賞を制覇し、若手演技派スターのトップに躍り出たエディ・レッドメイン。今、最も映画ファンの注目と期待を集めるふたりが『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組み、またひとつ映画史に残る傑作を誕生させた−。
アカデミー賞最有力との呼び声も高い本作は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの実話に基づく勇気と愛の物語。命の危険を冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻が織りなす魂の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出で綴りあげた感動作です。

アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していくリリー・エルベを演じるのは、エディ・レッドメイン。アカデミー賞主演男優賞に輝いた『博士と彼女のセオリー』以上の難役に挑んだ彼は、アイナーとリリー双方の葛藤と成長を圧倒的な演技力で演じています。そんなエディに負けない存在感を発揮しているのが、ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。『コードネーム U.N.C.L.E.』と本作に続き、『ボーン』シリーズ新作のヒロインにも抜擢された彼女は、ルイ・ヴィトンの今季秋冬キャンペーンの顔としても活躍する旬の女優。本作では、リリーと共にゲルダが味わう悲しみと、それを乗り越えていく愛の強さを鮮やかに表現。その演技には、エディと並びオスカー候補確実の声が上がっています。

先日発表された、第20回サテライト賞の助演女優賞ノミネートに引き続き、ブレイクスルー演技賞の受賞により、ますます注目が集まる本作。今、最も活躍する旬の女優アリシア・ヴィキャンデル含め、今後の賞レースにも目が離せません!!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54431

執筆者

Yasuhiro Togawa