今回で26回目を迎えることとなりました「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。本映画祭は1990年に開催した第一回から実に長い間、多くの映画人・映画ファンに愛され続けて参りました。本年度も “参加して楽しい映画祭”の理念のもと、映画の普遍的な魅力を夕張から発信していきます。今期もたくさんの映画と、たくさんの人との出会いが生まれる場所<夕張>でお待ちしております!

 今回解禁となる2016年度の本映画祭キービジュアルは、なんと国内外の有名CG映画のコンセプトアートを手がける、田島光二氏が特別に描き下ろした一枚!田島氏は弱冠25歳にして、『ハンガー・ゲーム2』、 『GODZILLA ゴジラ』などのハリウッド超大作から、今年公開され話題を集めた『寄生獣』、『進撃の巨人』シリーズに関わるなど、いま最も世界から注目される若手コンセプトアーティストです。本ビジュアルは、田島氏がシューパロ湖に掛かっていた三弦橋と凍ったダム湖の過去の写真を見た瞬間、最初に湧いたイメージを絵にしたものだそう。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のマスコットキャラクター「シネガー」が幻想的に描かれた、インパクト抜群のキービジュアルは必見です!

※補足情報
三弦橋(さんげんきょう)は、夕張市のシューパロ湖に架かる旧森林鉄道の鉄道橋。夕張岳線が廃止となり、完成からわずか6年間しか使用されなかったが、地域としては象徴的存在。2014年3月、夕張シューパロダムの試験湛水開始により水没、余程の渇水が無い限り姿を現す事は無い。

▼田島光二氏コメント
「ポスターイラスト担当させて頂けてとても光栄です。一瞬でも「おっ」と思ってもらえたら嬉しいです。」

ゆうばり映画祭サポーターズクラブ設立について

本年(2015年)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭のメイン会場だった「ゆうばり市民会館」が老朽化のため閉館となり、新たにメイン会場の移設を余儀なくされています。つきましては、かつて財政破綻前にメイン会場として機能し、数多くの名匠やスターたちが登壇した「ゆうばり文化・スポーツセンター」を復活させ、夕張の未来を照らし出すシンボルとしていきたいと考え、この度「ゆうばり映画祭サポーターズクラブ」を設立いたしました。本映画祭のサポーターズクラブの受付は、公式サイト(http://yubarifanta.com/yubari_supporters_club/)上で開始いたします。映画を愛し、故郷を愛する人々とともにこの映画祭を未来へつなげていきます。

公式サイト
http://yubarifanta.com/

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa