<凶悪>の次は <日悪>!白石和彌監督待望の新作『日本で一番悪い奴ら』主演・綾野剛! 
日本一忙しい俳優・綾野剛が、日本一の悪を演じる!
主演は、2015年だけで公開作が5本、2016年度も既に5本公開予定、現在も主演ドラマが放送中という、いまや出演オファーが絶えることがない日本一忙しい俳優、綾野剛。昨年2014年には、毎日映画コンクール、キネマ旬報ベスト・テン、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭など様々な映画賞で賞を受賞し、俳優としての新たな境地にたった綾野剛が、<日本警察史上の最大の不祥事>と呼ばれる「稲葉事件」で<黒い警部>と異名を残す実在の男をモデルにした北海道警察の警部を演じ、逮捕されるまでの26年間が描かれる。綾野は、今回の出演オファーに関して、白石監督の最新作であり、脚本の圧倒的な内容に「何を犠牲にしても出演するべき作品」とオファーから、わずか3日で出演を快諾。持ち込まれた脚本に惚れ込み、俳優として最高の侠気をみせている。綾野は役作りのためクランクインからアップまで体重を10キロ増減させた上、激しい柔道練習にも毎日のように取り組み、撮影に挑んだ。

2013年度公開映画として、映画賞を総ナメにした白石和彌、待望のメジャー第二弾!

メジャーデビュー作となる山田孝之主演の『凶悪』(2013)が、国内の各映画賞を総ナメにして以来、さまざまな映画企画が持ち込まれている白石和彌監督。北海道出身の白石監督は、2002年に北海道で実際に起こった<日本警察史上、最大の不祥事>とよばれる「稲葉事件」をモチーフにした映画化の構想をあたためていた。

その白石監督が、「この映画を撮らずに、次のステージには進めない」と覚悟を決め、「凶悪」のプロデューサーチームと再びタッグを組んで挑む意欲作となる。今回は、綾野演じる警部と、“S”(スパイ)と呼ばれるチンピラなどの捜査協力者たちとのバディムービーの要素も加わり、マーティン・スコセッシ監督の「グッドフェローズ」や「ウルフ・オブ・ウォールストリート」、深作欣二監督「県警対組織暴力」を越える新たなクライム・エンターテイメント作品として、世界で勝負できる作品を目指す。

白石和彌監督と綾野剛は、初タッグとなるが、現場でも阿吽の呼吸。正義だと信じて疑わずどんどん悪に染まっていくというクレイジー過ぎる役柄を、振り切って演じきった綾野剛の役者魂を大絶賛。撮影は、今年6月初旬〜7月上旬に行われ、2016年2月完成予定。公開は、2016年月6日25日。

主演:綾野 剛(33)コメント

始まってしまう。情報解禁というだけで、武者震いします。
実話を元にした白石和彌監督作品『日本で一番悪い奴ら』通称〈日悪(ニチワル)〉が、少しずつ皆様に近づいている。まるで獲物に狙いを定め、ギリギリの極致まで爪を見せない何物のように。何かのプレイのように。
白石和彌監督との出会い、撮影現場、過ごした時間は、私の役者人生に無二の影響を与えて頂きました。
この作品は、私が来年出演する映画でも、もっとも衝撃で愚かで愛おしい、何物にも変えがたい問答無用の最狂最愛物語です。皆様、どうか、一人の男の人生を目撃ください。

監督:白石和彌(40)コメント

綾野剛という稀代の映画俳優と共に粉骨砕身して取り組みました。一人の人間の半生を描くことが、これほどまでに困難で
苦しく、そして極上の輝きを持つものかと驚嘆しています。それもこれも全ては綾野剛!
苦く哀しく、どうしようもなく楽しい極上のエンターテインメントになっています。楽しみにお待ち下さい。

「稲葉事件」とは?

2002年7月、北海道警察の生活安全特別捜査隊班長である稲葉圭昭警部が、覚せい剤取締法違反容疑と銃砲刀剣類所持等取締法違反容疑で逮捕、有罪判決を受けた。公判において、単純な犯罪ではなく、北海道警察による「やらせ捜査」や「銃刀法違反偽証」などの不祥事が明るみに出るとともに、北海道警裏金事件が2003年に発覚するきっかけともなった。日本警察史上、最大の不祥事が明るみになった事件。

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執筆者

Yasuhiro Togawa