昨年度東京フィルメックスにて観客賞を受賞したシンカ配給作品「独裁者と小さな孫」が 12 月 12 日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町にて全国公開いたします。
この度、本編映像が解禁いたしました

老いた独裁者は幼い孫と逃亡の旅へ出る
絶望か希望か。待ち受ける運命とは—

独裁政権に支配される国。ある日、クーデターが起こり、老いた独裁者は幼い孫と共に逃亡を余儀なくされる。彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷な男だった。変装で素性を隠しながら、独裁者と孫は海を目指す。二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚くべき光景とは・・・。

自らの過去の罪に追われる独裁者と孫の衝撃的な結末とはー。
みずみずしくスペクタクル、新たなロードムービーの誕生

ヨーロッパで亡命生活を続ける『カンダハール』、『パンと植木鉢』、『ギャベ』など数々の傑作を生み出してきたモフセン・マフマルバフ監督の待望の最新作。そんな巨匠が、平和への渾身の願いを込め未来への希望を描いた現代の寓話だ。観る者の魂に突き刺すほどの衝撃的な内容ながらも、人間愛とユーモアに溢れ、スリルと冒険と希望が詰まった、世界の映画祭で絶賛された最高傑作が誕生した。

【映像内容】
大統領の持つ力の意味を孫息子に教えるため、電話一本で街中の電気を消して見せる大統領。孫息子にもその力を使わせて電気を点けたり消したりさせているさなか、突然街の電気が点かなくなり、街中が暗闇に包まれれ銃声が鳴り響く—。
独裁政権が崩れ落ちる瞬間を寓話的に切り取った本編映像となっている。

https://www.youtube.com/watch?v=xwwkPGBjZT8

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=53049

執筆者

Yasuhiro Togawa