2016年2月11日(木・祝)より全国公開いたします映画『キャロル』(配給:ファントム・フィルム)。
ルーニー・マーラと、大女優ケイト・ブランシェットが競演。監督は、『エデンより彼方に』の鬼才トッド・ヘインズ。原作は、『見知らぬ乗客』『太陽がいっぱい』の大人気作家パトリシア・ハイスミスが別名義で発表しながらも大ベストセラーとなった幻の小説。
11/20(金)、アメリカのニューヨークとロサンゼルスの4館で先行公開を迎え大ヒットスタートを切り、有力紙・批評サイトでは「ケイトとルーニーのアカデミー賞確実!」「素晴らしきラブストーリーの殿堂に、新たな傑作が仲間入りした!」と今年最大級の賛辞をうけている本作ですが、この度最新予告編とポスタービジュアルが完成いたしました。

予告編がはじまると舞台は1952年のニューヨークの高級百貨店。クリスマスシーズンにアルバイトをするテレーズはそのひとを見た。鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇。真っ白な肌にゆったりとした毛皮のコート・・・。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名前はキャロル。本作でカンヌ国際映画祭女優賞を手にしたルーニー・マーラと、『ブルー・ジャスミン』でアカデミー主演女優賞を射止めた大女優ケイト・ブランシェットが演じるふたりの視線が交わるー。
50年代を美しく再現した魅惑的な衣装、名曲の数々、そしてスーパー16ミリフィルムで撮影された流麗な映像が、映画史に残る出会いの瞬間に観客を引き込みます。

続く映像では、キャロルに憧れるテレーズが「女に憧れるなんてガキだな」と恋人に揶揄される姿、キャロルが夫と離婚訴訟中で大切な娘を夫に奪われようとしていることがわかります。
クリスマス休暇に夫に娘を連れて行かれ孤独なキャロルは車での小旅行にテレーズを誘う。キャロルへの想いが、最初は予想もしなかった感情に変わっている事に気づきながら、テレーズは二人だけの旅に出発。しかしこの時、この旅がきっかけで、二人の運命が大きく動きだす事を二人は知らなかった・・・。

ジョー・スタッフォードが切なく歌うショパンの「別れの曲」とともに、心揺さぶる愛の名作はクライマックスへ—。離婚訴訟でますます傷ついていくキャロル、「会いたい」と大粒の涙を流すテレーズ。「心に従って生きなければ人生は無意味よ」 そして見つめ合うふたり・・・。
このうえなく美しく、このうえなく不幸なひと。キャロル、あなたが私を変えた。
テレーズとキャロル、ふたりの最後の決断とはー。映画史に記憶される愛の物語を、映画館で見届けてください。

『キャロル』はアメリカ公開に続き、11/28のUK公開、そして2/11の日本公開と、最有力との声も高いゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞のノミネーション、発表を経て世界中で公開となります。今後もぜひ本作にご注目ください。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=xwKh9gxtD84

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執筆者

Yasuhiro Togawa