アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016、上映作品発表+タイムテーブル決定!
未来はここにある。
アピチャッポンと豊穣の映画の森を歩きましょう。
“世界映画の21世紀最大の才能”と呼ばれ、『ブンミおじさんの森』で2010年カンヌ映画祭・パルムドール(最高賞)に輝いたタイの天才アピチャッポン・ウィーラセタクン。このたびの特集上映は、日本初公開となる幻の傑作『世紀の光』(06)の公開と同時開催で、これまでの全ての劇場長編作と、さらにアートプログラム(中編・短編)の傑作選も上映されることになる。
『世紀の光』もあわせて、アピチャッポン監督の全長編作品を一挙にスクリーンで観られるのは、国内初の試み。初長編『真昼の不思議な物体』(00)、カンヌ国際映画祭ある視点賞受賞の『ブリスフリー・ユアーズ』(02)、同審査員賞受賞の『トロピカル・マラディ』(04)、そしてパルムドールに輝いた『ブンミおじさんの森』(10)の長編4作品、さらに、「ナブアの亡霊」など、2005年以降に世界各地の美術館等で発表されてきた中編・短編のなかから7作品を一つにまとめたアートプログラムも組まれており、これらを映画館のスクリーンで見られるのは、まさに初めての貴重な機会だ。
1月9日からの『世紀の光』+「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016」に始まり、3月には最新作『光りの墓』が公開、さらにアートの分野でも、福岡、青森、横浜での展覧会やワークショップ、「さいたまトリエンナーレ2016」への参加、さらには、東京都写真美術館での個展も予定されている。
2016年は、<アピチャッポン・イヤー>。その魅力をたっぷりと味わってほしい。
特集上映<アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2016>概要
■日程:2016年1月9日(土)〜2月5日(金)<4週間>
■会場:シアター・イメージフォーラム (東京都渋谷区渋谷2-10-2)
■上映作品: ①『真昼の不思議な物体』 2000|タイ|モノクロ|35mm|83分
②『ブリスフリー・ユアーズ』 2002|タイ|カラー|35mm|125分
③ 『トロピカル・マラディ』 2004|タイ、フランス、イタリア、ドイツ|カラー|35mm|118分
④『ブンミおじさんの森』 2010|イギリス、タイ、ドイツ、フランス、スペイン|カラー|35mm|114分
⑤アートプログラム<中・短編集>:「ナブアの亡霊」ほか7作品
■タイムテーブル:
※下記の特集上映公式サイトにて、12/1よりアップ予定。
http://www.moviola.jp/api2016/woods
配給・宣伝:ムヴィオラ 宣伝協力:boid
協力:Kick the Machine Films、Tamasa Distribution、山形国際ドキュメンタリー映画祭、コミュニティシネマセンター、トモ・スズキ・ジャパン
2016年1/9(土)〜2/5(金)シアター・イメージフォーラムにて開催!
同時上映:幻の傑作『世紀の光』劇場初公開!
執筆者
Yasuhiro Togawa