1943年に出版されて以来1億4500万部以上を売り上げ、時を超えて世界中で愛され続けているサン=テグジュペリの「星の王子さま」。砂漠に不時着した飛行士と小さな王子との出会いと別れをつづった、“宝石のような物語”と言われる永遠の名作です。その出版から72年、サン=テグジュペリ・エステートが初めて認可した「星の王子さま」のその後の物語が誕生しました。全国567スクリーンで公開され、オープニング3日間で初登場ナンバーワンを記録した『リトルプリンス 星の王子さまと私』。様々な気づきを与えるきっかけが散りばめられた本作は、星の数ほどある映画の中から、「私」の映画となり、人生をともにする一本の大切な映画として子供から大人まで世代問わず、絶賛の声が寄せられています!
「SONGSスペシャル松任谷由実」放送のご案内

今回の「SONGSスペシャル」では今年、デビュー43年を迎えたシンガーソングライター松任谷由実を特集する。11月に公開された映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」の日本語吹替版主題歌の作曲を依頼されたユーミン。曲作りのヒントを探し求めて「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリの故郷、フランス・リヨンを訪れた。
1943年に出版されて以来、270以上の言語・方言に訳され、1億4500万部以上を売り上げてきたサン=テグジュペリ不朽の名作「星の王子さま」。中学生のころにこの作品を初めて読んだというユーミン。“大切なものは目に見えない…”子供向けの作品でありながらも人間の根源的なテーマを描いた「星の王子さま」の世界に触れ、ユーミンは深い感銘を受ける。そしてユーミンは「やさしさに包まれたなら」や「ひこうき雲」など自身の原点・荒井由実時代に作曲した作品へ思いをはせた。
荒井由実時代に作曲した名曲「瞳を閉じて」(1974年 アルバム「MISSLIM」に収録)。この曲はそもそも41年前、長崎・五島列島に暮らすある少女がラジオ番組に「私の学校の校歌を作ってください」という依頼を受けて作ったものだった。
少女が通っていた長崎県立奈留高校は今年創立50周年を迎え、ユーミンは27年ぶりに奈留島を訪れた。「瞳を閉じて」は今でも奈留島の愛唱歌として歌われ、子供たちはこの曲をとても大切に歌い継いでいる。自ら作った歌が40年以上に渡って島の人にずっと愛され続けている事を目の当りしたユーミンは思わず感動の涙があふれてしまう。
フランス・リヨンそして長崎・奈留島、2つの心の旅を通じてユーミンの知られざる創作の原点に迫る。

■番組情報
NHK総合「SONGSスペシャル松任谷由実」12月19日(土) 午後10:00〜10:50
【出演】松任谷由実 
【曲目】「やさしさに包まれたなら」「瞳を閉じて」(奈留島の子供たちと共演)
「気づかず過ぎた初恋」(映画「リトルプリンス 星の王子さまと私」日本語吹替版主題歌)

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=52988

執筆者

Yasuhiro Togawa