この度、第1期、第2期と大好評だった、「監督×俳優=全力映画」第3期の新作完成を記念し、『新春全力映画祭』を2016年の1月9日より渋谷のユーロスペースにて2週間レイトショーを開催することが決定いたしました。
新作2作に加え、今までの過去作品5作、特別同時上映2作を日替わりプログラムにて一同に上映いたします。

〈全力映画とは?〉
一般から募った無名の俳優と、国内外の映画祭を経験した若手監督が数ヶ月に渡り密度の濃い集中的演技指導(ワークショプ)を行い、映画撮影に臨む企画。限られた時間の中でクオリティーを追求し、劇場での上映を目指す。若手監督と若手俳優達の活躍する可能性を拡げるものでありたい。

【上映ラインナップ・見どころ作品】
◆新作 『微熱』 (第14回イマジンインディア国際映祭ベストショートフィルム受賞作品)
《監督 小澤雅人 プロフィール》
長編第2作『風切羽〜かざきりば』(13)が第14回全州国際映画祭(韓国)のインターナショナル・コンペティション部門にノミネートされ、作品賞にあたる「Best Picture Prize」を受賞。
性暴力被害を通じて人間の原罪と罪を描く最新長編作「月光」が2016年公開予定。
◆新作 『全力!えんじゃ道。』《監督 七字幸久 Vシネマで監督デビュー。テレビドラマ、短編映画の監督を経てndjc2011の最終5人に選ばれる》

岡山天音、門脇麦出演作!
※特別同時上映 『死と恋と波と』 (第32回釜山国際短編映画祭 インターナショナルコンペティション部門出品作品)
《監督 松永大司 プロフィール》
性同一性障害の現代アーティスト・ピュ〜ぴるを8年をかけて追い完成させたドキュメンタリー『ピュ〜ぴる』(10)が海外で高い評価を受け、その後全力映画の第1期で『かぞく』を制作。
今年公開された長編監督作『トイレのピエタ』(14)は東京国際映画祭のJapan Now部門に選出されるなど、多くの話題と注目を集めた。新人監督の登竜門「新藤兼人賞」の銀賞受賞が発表になったばかり。
※特別同時上映作品は全力映画のワークショップから生まれた作品ではありません。

過去作品 『トーキョービッチ,アイラブユー』(第14回東京フィルメックスコンペティション部門   スペシャル・メンション授与作品)
《監督 吉田光希 プロフィール》
自主製作映画『症例X』(07)が第30回ぴあフィルムフェスティバルの審査員特別賞を受賞し、PFFスカラシップの権利を得て製作した『家族X』(11)で劇場デビューを果たす。同作はベルリン国際映画祭、全州国際映画祭ほか多くの海外映画祭でも上映されている。

その他、全9作品を日替わりプログラムにて上映。上映後のトークイベントも開催予定です。
詳細情報は全力映画公式サイト ( http://www.zenryoku-movie.com/ )にてご確認ください。

2016年1月9日(土)〜22日(金) 2週間限定レイトショー上映
場所 / 渋谷 ユーロスペース
料金 / 一般:1500円、シニア&会員:1200円、大学・専門学生:1300円、高校生800円、中学生以下:500円
時間 / 連日21:00〜(レイトショー)

執筆者

Yasuhiro Togawa