米経済誌フォーブス誌が今年発表した「世界で最も稼いだ俳優」ランキングで第2位となるなど、今やアジアのみならず、世界のトップスターとして君臨し、その新作を全世界が待ちわびているジャッキー・チェンの最新作は、製作日数7年、中国語映画史上最高の製作費6500万ドル(約80 億円)をかけた、ジャッキーの夢の実現ともいうべき映画史上最大のプロジェクト。1976年にジャッキーが≪成龍≫を襲名してから40年、ジャッキーは今、真の龍<ドラゴン>と成った。
紀元前50年頃、シルクロードでローマ帝国軍と前漢が戦ったという映画で初めて描かれる史実をもとに、空前のビッグスケールとハリウッド屈指の名優陣との競演で描き、中国をはじめアジア各国で初日興行成績歴代1位ほか、数々の記録を樹立する大ヒットを続ける超ブロックバスター話題作が、『ドラゴン・ブレイド』だ。

ローマ帝国VS中国前漢西域連合軍、
歴史に残る伝説の戦いが初めて描かれる。
前漢時代の中国。シルクロードでは、広大な砂漠地帯で36の部族が領土や利権をめぐり紛争を続けていた。国境防衛とその地域の治安維持を任されている西域警備隊の隊長フォ・アンは、西域の平和実現のために日夜各地の警備に当たっていたが、陰謀によって反逆者の汚名を着せられ、部下と共に西域辺境の関所・雁門関に送られてしまう。一方、ローマ帝国の将軍ルシウスは、暗殺された執政官クラッススの末息子で、暗殺者から命を狙われているプブリウスを守り自らの軍勢を引き連れてシルクロードに逃れてくる。雁門関で運命の出会いを果たし、国の違いを越えて友情を深め合うフォ・アンとルシウス。ルシウスはローマの先進的な建築技術を用いて雁門関の砦の修復工事を成し遂げる。だが、そこにルシウスを追って、父を殺し、弟の命もねらうクラッススの長男ティベリウスがローマ帝国最強の軍勢を率いて攻め込んでくる。そして、ティベリウスの真の狙いは中国侵略にあった。フォ・アンは、一致団結してローマ帝国と戦おうと、いがみ合う36部族に共闘を提案するが…、果たして彼らは国と人命を守り抜けるのだろうか?

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=54353

執筆者

Yasuhiro Togawa