『コールド・ウォー 香港警察二つの正義』で監督デビューを飾り、香港のアカデミー賞である香港電影金像奨の作品賞、監督賞他9部門を受賞して席巻したリョン・ロクマン、サニー・ルクのコンビが贈るサスペンス・アクション巨編『ヘリオス 赤い諜報戦』(原題「Helios赤道」)が2016年1月9日(土)に公開が決定した。

製作費3000万ドル、中国大陸、韓国、香港、マカオ、そして日本で撮影された本作は、韓国が開発した超小型核兵器を巡り、香港警察、中国公安、韓国政府の3者と、兵器を奪った怪盗団ヘリオスとの対決を描いた作品になっており、今年の4月に中国で公開されるや2億元(約40億円)の興行収入をあげる大ヒットを記録した。

本作品では東アジアをまたがる壮大なストーリーに相応しい俳優陣が集結。韓国からは『ドラゴン・ブレイド』(2016年日本新春公開)『破風』(東京国際映画祭で上映)と映画出演が続き、兵役直前となる人気アーティスト・グループSUPER JUNIORのチェ・シウォンのほか、香港からは、トップ歌手としてのみならず、『孫文の義士団』など映画でも活躍するジャッキー・チュン、『激戦/ハート・オブ・ファイト』のニック・チョン、『頭文字D THE MOVIE』のショーン・ユーが顔を揃え、台湾からは『グランド・マスター』のチャン・チェン、中国大陸からは『孫文の義士団』のワン・シュエチー、そして、「宮廷女官チャングムの誓い」の韓国のベテランスター、チ・ジニといった俳優たちが共演している。

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執筆者

Yasuhiro Togawa