ニューヨークの路上で生活するストリートガールの破滅的な恋を描いた『神様なんかくそくらえ』。鮮烈な映像美と瑞々しい感性で観る者を圧倒し、見事、第27回東京国際映画祭でグランプリと最優秀監督賞をダブル受賞した本作が12月26日(土)より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開されます。
このたび、公開に向けて日本版のビジュアルが完成しました。本作は、主人公ハーリーを演じた新星、アリエル・ホームズの実体験をベースにしています。監督を務めたジョシュア&ベニー・サフディ兄弟は、ある日、ニューヨークのストリートでボロを着て大きなスーツケースを持った19歳の美しい少女、アリエル・ホームズに出会います。彼女が歩んできた波乱の人生に魅了された監督は、アリエルに自身の半生を綴った物語を書くよう依頼し、彼女はニューヨーク中のアップルストアを渡り歩いて、自分が経験した激しく切ない恋とストリートキッズ仲間との日々を150ページの手記にまとめました。この物語を基にサフディ兄弟が『神様なんかくそくらえ』として映画化、アリエルは自分の分身である少女、ハーリーを演じました。ハーリーを翻弄する恋人エリヤ役には現在、ハリウッドの若手俳優達の中で最も注目を集めるケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。彼は実際のストリートキッズたちのコミュニティを訪れ、数週間生活を共にしながら役作りをし、迫真の演技を見せています。

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執筆者

Yasuhiro Togawa