史上空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」シリーズの最新作にして、その新たなる3部作の1作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がついに公開<12月18日(金)18時30分全国一斉公開>。
2015年“STAR WARS YEAR”の盛り上がりは、さっぽろ雪まつり、青森県田舎館村の田んぼアート、青森ねぶた祭りでの<スター・ウォーズねぶた>の登場、鳥取砂丘の砂像“砂のスター・ウォーズ”、過去最大の観客動員を記録したカワサキ ハロウィンでのSWパレード、世界に先駆けて最新の予告編が公開されたD23 EXPO Japan。まもなく公開まで1か月となる中、その熱気は日本各地へ勢いを増している。
そして、この1年を通じて実施してきた全国の日本文化との融合の集大成として、《『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』風神雷神図屏風》(ニッポン画家 山本太郎 作)と、《「覚醒」の書》(清水寺 森清範貫主 揮毫)の制作が決定し、世界遺産清水寺でお披露目されることが決まった。

『スター・ウォーズ』は日本文化に多大な影響を受けており、日本文化もまた『スター・ウォーズ』の影響を受けている。今年は、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする、俵屋宗達、尾形光琳といった芸術家の一群をゆるやかにつなぐ“琳派”が400年を迎える年。映画公開と琳派400年を記念して、現代琳派のニッポン画家 山本太郎氏の手により、琳派の代表作である風神雷神図へのオマージュとして『スター・ウォーズ』の世界観を表現した《『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』風神レイ&雷神カイロ・レン屏風》が制作されることとなった。屏風に描かれるのは、家族を待ち続ける孤独なヒロイン レイと、赤い十字型のライトセーバーを操る悪役カイロ・レン。

山本太郎氏は、伝統的な日本画の技法を用いつつ、古典絵画にユーモアとパロディを交えながら、現代的な要素を加えることで日本画ならぬ「ニッポン画」を描く画家。国内外問わず様々な活躍をしている注目のアーティスト。山本太郎氏は、今回の制作について「世代を超えた現代の神話であるこの物語を描く機会を得て大変光栄に思っています。」と語っている。『スター・ウォーズ』がこのような形で描かれるのは世界でも初めてであり、日本のファンのみならず世界中から熱い視線が注がれることは間違いない!
さらに、清水寺 森清範貫主に映画タイトルにちなんで《「覚醒」の書》を揮毫いただく予定となっており、こちらも必見となっている!

《『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』風神レイ&雷神カイロ・レン屏風》と森貫主揮毫《「覚醒」の書》は11月30日(月)朝、日本が世界に誇る世界遺産の清水寺の、平安時代より様々な芸能が奉納されてきた、清水寺本堂舞台にて御本尊宝前お披露目を予定しており、その後は12月8日(火)〜15日(火)まで清水寺経堂で展示予定となっている。

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執筆者

Yasuhiro Togawa