シリーズ24作目となる最新作『007 スペクター』(日本公開:11月27日、28日、29日先行、12月4日全国公開)は、10月26日(月)公開のイギリスを皮切りに海外6か国で公開がスタート。そのほぼ全てで映画史を塗り替える記録が続出している!海外成績合計は、8,040万ドル(約96億8,820万円、以降すべて1ドル=120.5円計算、11/2現在)となり海外オープニングNo.1を記録!

英国王室ご臨席のロイヤルプレミア開始直後の10月26日(月)夜20時15分から一斉公開をスタートしたイギリスでは、オープニング7日間(10月26日夜〜11月1日)で6,380万ドル(=4170万ポンド、約76億8,790万円)を稼ぎ出し、イギリスで公開された映画史上歴代最高のオープニング成績を樹立した。これは、これまで記録を持っており、同じく月曜初日だった『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)のオープニング成績2388.2万ポンド(約44億4205万円※レートは当時)を大きく上回ったもの。さらに前作『007 スカイフォール』での公開7日間のイギリス国内成績5,966万ドル(=3,700万ポンド、約47億7,300万円※レートは当時)も大幅に超えた。イギリスとアイルランドでは、647館、2500スクリーンでの公開となり、史上最大の公開規模にもなっている。映画史上最長シリーズかつ最も成功したシリーズである「007」シリーズが、その名にふさわしい最高の記録を映画史に刻んだことになる。

その他、オランダではオープニング370万ドル(約4.5億円)を稼ぎ出し、前作の記録を破って同国史上最高オープニング。フィンランドでは263万ドル(約3.2億円)、ノルウェイでは288万ドル(約3.5億円)のオープニングとなり、それぞれ史上最高オープニング成績を樹立。デンマークでは、421万ドル(約5.1億円)となり公開3日間の同国歴代No.1オープニングを記録した。スウェーデンでは297万ドル(約3.6億円)となり、前作を30%も上回る好成績でのオープニングとなった。さらにIMAXは47ロケーションで公開され、1ロケーション当たりの興行収入平均が105,000ドル(約1265万円)でIMAX史上最高となった。1ロケーション当たりの興行収入平均が100,000ドルを超えたのも今回が初めてという特筆すべき成績となった。

イギリス映画史上No.1のオープニング成績となったことを受け、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは「すべてのジェームズ・ボンドのファンと英国の皆さんに感謝しています。『007 スペクター』を英国の映画史における歴代オープニング記録にしてくださってありがとう!」とコメントを寄せている。

そしていよいよ、11月6日(金)には全米公開。映画史に前例のない記録を刻んだジェームズ・ボンドの動向が世界中でさらに注目される!!! 

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執筆者

Yasuhiro Togawa