この度、第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美(『屍鬼』「十二国記」シリーズ)の原作『残穢』(ざんえ)を、ミステリーの名手・中村義洋監督(『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』等)が映画化。小野自身を彷彿とさせる主人公「私」には、人気実力派女優=竹内結子。「私」とともに調査を重ねる久保さん役には、神秘的な魅力を放つ女優=橋本愛。初共演の2人に加え、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一ら個性的な男性キャストが集結、予定調和を許さない驚愕のラストまで、片時も目が離せない戦慄のリアルミステリーが誕生しました。そのタイトルは『残穢【ざんえ】—住んではいけない部屋—』(2016年1月30日公開)。潜在読者100万人以上とも言われる小野不由美の原作としては初の実写映画化、中村監督にとっては、満を持しての原点回帰作となります。
主演を務める竹内結子と中村義洋監督は、『チーム・バチスタの栄光』(2008)、『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)、『ゴールデンスランバー』(2010)、『ポテチ』(2012)に続き5作品目。特に、主演を務めたヒット作、『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』に続き、竹内の主演作としては8年ぶりの再タッグとなっております。共演には、独特な世界観で日本映画界に燦然と輝く若き実力派女優・橋本愛。竹内と初共演を果たし、美し過ぎる2大女優の共演に、中村監督も太鼓判を押しています。
このたび、本作のポスタービジュアルと予告映像が完成いたしました。過去の事件の断片が散りばめられた中、奇妙な<音>の謎を解く5人の登場人物が耳をふさぎ、意味ありげな表情を見せるポスタービジュアルに、ヒットメイカー中村監督の巧みな演出と個性的な俳優陣が抑揚を抑えた演技で魅せる約1分30秒の予告映像が、静かな恐怖で見る者を包み込んでいきます。

予告編::https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=1QuGfTG4zcM

【予告映像ポイント】
①美し過ぎる2大女優、そして個性的な男優陣、豪華な実力派キャストが勢揃い!
⇒『ストロベリーナイト』の刑事役など、芯の強い女性像を演じてきた竹内結子と、『告白』や『寄生獣』などでインパクトの強い芝居で観客を魅了し続ける若手実力派の橋本愛が初共演を果たします。そして今回の映像では、佐々木蔵之介、坂口健太郎そして滝藤賢一ら個性派俳優陣も勢揃い! この豪華なキャストそれぞれが見せる「抑揚の抑えた演技」により、作品が持つ冷たくも予測不能なミステリーに静かな恐怖が重なり、さらに深みと奥行を増しています!

②ヒットメイカー中村義洋監督×カルト的ファンをもつ小野不由美、恐怖のコラボレーション!
⇒原作は第26回山本周五郎賞を受賞した小野不由美の『残穢』。「そばに置いておくだけでも怖い」と評される傑作小説を映画化したのは中村義洋監督。今年6月に公開された『予告犯』や、昨年春に公開され大ヒットを記録した『白ゆき姫殺人事件』など、日本映画界を代表するヒットメイカーですが、中村監督のルーツともいえる恐怖ミステリー映画のファンであった小野が「映画化するなら中村監督」と熱望して実現。「今回は真っ向勝負、全力で怖がらせようと思う」との意気込みの通り、巧みな演出が冴えまくっており、この約1分30秒という短い予告映像で既に背筋の凍る思いになること必至です!

③すべての鍵を握る<穢れ>の正体とは!? ⇒その土地が持つ歴史や過去、またそこに住んでいたかつての家族の秘密…久保さんの部屋から聞こえてくる「奇妙な音」の謎に迫る数々のヒントが今回の予告映像にも盛り込まれています。小説家の私は電話口でいったい、何を聞いたのか? 久保さんは何を見たのか?部屋の片隅を指さす少女の目に写ったものは一体? そしてなぜ、掌が黒くすす汚れているのか…すべての鍵を握る<穢れ(けがれ)>の正体へと一歩踏み込んだ映像となっています! ④世界が注目する「第28回東京国際映画祭」コンペティション部門出品! ⇒10月22日(水)から31日(土)まで開催される「第28回東京国際映画祭」コンペティション部門に出品され、日本のみならずアジアやヨーロッパ、世界中のメディアの注目を集めており、25日(日)の記者会見、及び、正式上映は今年の“TIFF”最大の目玉となっています!

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執筆者

Yasuhiro Togawa