史上空前のエンターテイメント「スター・ウォーズ」の最新作にして、その新たなる3部作の一作目『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がついに公開(12月18日(金))。この度、全人類が待ちに待った“予告編”がついに発表され、2015年最大のイベント「スター・ウォーズ」最新作公開へ向け、その歴史に新たなる1ページが刻まれた。

2015年──全人類が待ち望んだ“STAR WARS YEAR” 映画を超えた史上空前のエンターテイメントの祭典。「スター・ウォーズ」が長く人々に愛され心を捉え続けてきたのは、魅力的なキャラクターたちが織り成す作品の中心に普遍的な<愛のドラマ>がある事。そして、今回解禁された予告編は、新たなる<愛のドラマ>を紡ぐ、今まで厚いベールに包まれてきたキャラクターたちの背景が少しずつ明らかになる注目の映像だ。
解禁された2分16秒の予告編で最初に登場するのは、今年4月に来日し話題となった世界中が注目する新ヒロインのレイ(演:デイジー・リドリー)。朽ち果てた宇宙船を探索するシーンからスタートし、ジャクーの砂漠をコロコロと可愛いドロイドBB-8と歩く。そして彼女は「私は何者でもないわ」と、今までの数々の噂を一蹴するような意味深な発言。そしてストームトルーパーの格好のフィン(演:ジョン・ボイエガ)が登場すると「俺はこのために生きてきた。だけど戦う目的がない」と迷いを口にし、ストームトルーパーのマスクを脱ぐ。さらに、この予告編で最も印象的なのは、本作の悪役で十字型の赤いライトセーバーの持ち主 カイロ・レン(演:アダム・ドライバー)。彼は朽ち果てたダース・ベイダーのマスクの前で「私があなたを受け継ぐ」と、まるでダース・ベイダーを彷彿とさせる電子音の声で、そのマスクに誓いを立てる。

また、さらなる注目ポイントは、声の主は明かされていない【目覚めよ】というテロップの後に入るナレーション、そして [暗黒面(ダークサイド)もジェダイも実在する]という言葉。その言葉を裏付けるようなハン・ソロ(演:ハリソン・フォード)がレイとフィンに語る「すべて真実だ」というセリフ。本作のタイトル『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の通り、この時代、この世代に“フォース”は存在しないのか?そして“フォース”を覚醒するのは一体誰なのか? (一瞬だがシリーズファンなら見逃せない、ハン・ソロとレイアの抱擁シーンも!しかしその表情は…)
ルーカスフィルム共同会長でプロデューサーのキャスリーン・ケネディは本作について「テーマは「家族の物語(サーガ)」であり、家族が世代を経るごとに繰り広げられる「愛と喪失」のドラマです。これは、今までのエピソードの単なる続編ではありません。(スター・ウォーズを)観たことがない人にはシリーズの始まりの物語であり、あらゆる人に、「スター・ウォーズ」の新たなる世界を切り開く作品、それが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』です。」と説明をしており、彼ら新たなるキャラクターたちの家族についての憶測は様々に飛び交う事が容易に予想でき、その興奮はさらなる熱狂を呼ぶだろう。

もはや“映画”という枠を飛び越え、オリンピックやサッカーワールドカップと並ぶ世界最大のイベントと目される「スター・ウォーズ」。世界中が固唾を呑んで最新情報を待ち望んできた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がいよいよ動き出し注目を集める中、予告編の最後に入っている「フォースがお前を呼んでいる。受け入れるのだ」という最後の言葉は世界中の観客に向けたメッセージなのかもしれない。

予告編::https://www.youtube.com/watch?v=BDvZ9UECfj8

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執筆者

Yasuhiro Togawa