あの『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘し、ファッション業界でキャリアアップしていく姿を等身大で演じ世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイ。あれから9年、今度はアンがニューヨークのファッションサイトの社長を演じる最新作『マイ・インターン』が公開2週目も洋画ナンバー1を独走中!そして、邦画と洋画を合わせた興行ランキングでも、先週の3位から2位に浮上し、全国で『マイ・インターン』旋風が巻き起こっている。映画興行ランキングでも稀にみる上位クラスのランクアップとなり、本作の人気が社会現象となってきたことが裏付けられる結果となった。

本作はロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの初共演最新作。仕事と家庭に奮闘するファッションサイトの社長ジュールズの元に、会社の福祉事業として70歳のシニアインターンのベンがやってくる。ジュールズは初めベンを邪魔者扱いするも、ベンの誠実な人柄や真面目な仕事ぶりを見て彼を頼りにするようになる。そんな中ジュールズに人生最大の試練が訪れるが、ベンの人生経験から来る助言にジュールズの心は変わっていく感動のデトックス・ムービーだ。65歳になるハリウッドでも稀有な女流監督ナンシー・マイヤーズが、働く女性の声をジュールズに代弁させ、女性やシニア層などまさに老若男女問わず心に響く感動のストーリーとなっており、幅広い客層から共感を呼んでいる。

10月17日(土)、18日(日)の成績は観客動員数106,352人、興行収入151,906,300円。
公開日からの合計は観客動員数444,446人。興業収入594,525,600円。

また、先週が3連休にも関わらず、前週対比がなんと86%で『図書館戦争 THE LAST MISSION』の興行成績に肉薄する脅威的な勢いであり、都心の劇場では劇場最大の客席数のスクリーンで上映された中、先週のレディースデイを始め週末も完売する劇場が続出した。

客層も20代〜60代と幅広く、引き続き映画の設定と同様に若い世代からシニア世代まで幅広い客層が劇場に押し寄せた。急きょ大ヒットの要因を取材する番組もあり、勢いはもはや社会現象化している。シニア層から支持を得た映画『最高の人生の見つけ方』の興行成績と比較しても本作は113%となっている。さらに15日(木)にTOHOシネマズ六本木で実施された「ママズ クラブ シアター」(赤ちゃんと一緒に気兼ねなく映画を楽しめる上映)でも通常の約2倍の大盛況となった。

鑑賞後の満足度も高く、人生経験豊かなシニアインターンのベンと、仕事と家庭の両立をひたむきにこなすヒロインがお互いの世代の良いところ学びながら、前向きな人生を歩もうとする姿に、「なぜか涙が止まらなかった」や「とってもいい映画!感動して明日も頑張ろうと思えた」など20代〜30代の女性を中心に高評価の口コミが増幅中だ。『ブリジット・ジョーンズの日記』、『プラダを着た悪魔』に続き“人生の1本”として女性のバイブル映画となっている。

ロバート・デ・ニーロ演じる働く女性を支える紳士的なベンに魅了された女性たちが「私もベンみたいな人が側に欲しい!」という声も多数上がり、一方でシニア層からは、「ベンのような格好いいおじさんになりたい!」という声が上がっている。幅広い世代が楽しめ、高評価の口コミが広がり、先週に引き続き平日の興行も期待できる本作の社会現象はまだまだ続きそうだ。

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執筆者

Yasuhiro Togawa