あの『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘し、ファッション業界でキャリアアップしていく姿を等身大で演じ世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイ。あれから9年、今度はアンがニューヨークのファッションサイトの社長を演じる最新作『マイ・インターン』が10月10日に日本全国で公開し洋画№1の大ヒットスタートとなった。

 ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの初共演最新作『マイ・インターン』。監督は『ホリデイ』『恋愛適齢期』などで日本でも大ヒットを連発し、ハリウッドでは数少ない女性ヒットメーカー監督として名を馳せているナンシー・マイヤーズ監督。そんなマイヤーズ監督が本作『マイ・インターン』でさらに日本でのオープニング成績(10日11日の土日2日間)の記録を塗りかえ、マイヤーズ監督史上最高のオープニング数字で大ヒットスタートを切った。都心では数多くの劇場で満席が続出し大盛況のスタートとなった。

本作はアン・ハサウェイ演じるファッションサイトの社長ジュールズのもとに、会社の福祉事業としてシニア・インターンが雇われることから始まる。この70歳の新人(インターン)ベンを演じるのが名優ロバート・デ・ニーロだ。仕事と家庭の両立に奮闘するジュールズにとって、最初は40歳も年上の部下ベンは迷惑な存在だが、ベンの“経験豊かな知識”によるアドバイスによって、次第にジュールズに変化が訪れる。誰もが共感できる感動のデトックス・ムービーだ。

『マイ・インターン』(全国274スクリーン)は10月10日(土)、11日(日)で観客動員数130,717人、興行収入178,082,900円を記録し洋画作品ナンバー1スタートを切った。さらに12日(月)を含めると観客動員数199,000人、興行収入268,607,200円となり、アン・ハサウェイの代表作『プラダを着た悪魔』(2006年11月18日公開)の先行公開(11月11日〜)分とオープニング3日間の興行数字(2.33億)を超え、『プラダを着た悪魔』を大きく引き離す大ヒットスタートとなった。

客層は20代〜60代と幅広く、映画の設定と同様に若い世代とシニア世代まで幅広い客層が劇場に押し寄せた。男女問わず誰もが共感できる内容のため、男女比3:7となり男性グループでの来場も多かった。女性グループを始め、カップルや夫婦、さらに世代を超えた心の交流を描く物語ということもあり、父と娘で鑑賞するケースも多くみられ、老若男女楽しめる映画となっている。

女性共感度98%(9月14日実施試写会調べ)として公開前から高い評価を得ていた作品だったが、公開とともに20代〜30代の女性中心に高評価の口コミが増幅中。ジュールズのオシャレなリアルクローズに憧れながら、一生懸命働くその姿に共感し、「泣いた、笑えた」「エネルギーチャージできた!」「もう一回見る」との声が数多く上がった。まさに仕事を頑張る女性、また将来に悩んでいる学生など、全ての頑張っている女性にとって本作は『プラダを着た悪魔』に次ぐ女性のバイブルとなっているようだ。

ロバート・デ・ニーロ演じる働く女性を支える紳士的なベンに魅了された女性たちが「私もベンみたいな人が側に欲しい!」という声が多数あがった。一部デ・ニーロのファンからは、“あのデ・ニーロがまさかこんなに笑顔に溢れた優しい役を演じるなんて”と驚愕の声も上がるほど、デ・ニーロにとっても本作は新境地となっている。頑張る女性を応援する感動のデトックス・ムービー『マイ・インターン』は絶賛公開中。

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執筆者

Yasuhiro Togawa