女性の生き方まで変えたモードの帝王、イヴ・サンローラン
彼の人生で最も輝き、最も堕落した 10 年間、そして衝撃の秘密——。

20 世紀のファッション界を席巻し、「モードの帝王」と呼ばれたサンローラン。1970 年代半ば、絶頂期だったはずの彼に何があったのか──そこには、華麗な成功の裏に隠された、命を削るほどの創造の苦しみとスランプがあった。公には一切語られなかった〈真実〉に迫るため、“モンドリアン・ルック”“スモーキング”で世界的大ブレイク直後の 1967 年から激動の 10 年間を描く衝撃作。
徹底的に美を追求する一方で彼の心が満たされる事はなかった——。やがて全てを見失い始め・・・。

2014 年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門出品をはじめ、セザール賞では最多10部門ノミネート。同年のアカデミー賞にも仏代表として選出されるなど各所で絶賛を浴び、そのアーティスティックで独創的な世界観に映画評論家も舌を巻き、本国フランスでは大ヒットを記録。
天才デザイナーの喝采と孤独を人気実力派俳優ギャスパー・ウリエルがフェロモンたっぷりに熱演。その他、『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥ、名匠ヴィスコンティに愛されたヘルムート・バーガーが出演と、その出演者だけでもフランスでは「近年最高のキャスティング」と話題に。退廃的で甘美。
めくるめく絢爛豪華な映像美で描く成功者の傲慢と孤独。知られざるサンローランの衝撃の姿がここに。
ついに日本上陸!

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執筆者

Yasuhiro Togawa