この度、『ある公爵夫人の生涯』ソウル・ディブ監督、『マリリン 7日間の恋』ミシェル・ウィリアムズ主演最新作「Suite Française」の邦題が『フランス組曲』に決定し、2016 年 1 月、TOHO シネマズシャンテほかにて全国公開する運びとなりました。

本作は、第二次大戦中のドイツ占領下フランスの田舎町を舞台に、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との愛の物語を中心に、過酷な状況下で懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描き出す。
監督はアカデミー賞受賞作品『ある公爵夫人の生涯』のソウル・ディブ。
マリリン・モンローを演じた『マリリン 7日間の恋』や、『ブルーバレンタイン』などで確かな演技力を披露し、3 度のオスカーノミネートを誇るミシェル・ウィリアムズを主演に迎え、『君と歩く世界』以降、ケイト・ウィンスレット主演『ヴェルサイユの宮廷庭師』、キャリー・マリガン主演「Far from the Madding Crowd」など近年、大物女優との共演が相次ぎ、世界的に注目を浴びているマティアス・スーナールツ、『イングリッシュ・ペイシェント』の名女優クリスティン・スコット・トーマス、ハリウッド超大作『スーサイド・スクワッド』(16 年公開予定)も控える若手女優マーゴット・ロビーなど国際的な実力派が力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを誕生させた。

原作はアウシュヴィッツで生涯を閉じた作家による未完の小説「フランス組曲」
1942 年、作家イレーヌ・ネミロフスキーはアウシュヴィッツでその生涯をとじた。形見として娘が保管していたトランクには、彼女のノート−−−未完の小説「フランス組曲」の原稿−−−が眠っていた。命がけで綴られた原稿が 60 年の歳月を経て世に出るや瞬く間に話題となり2004 年にフランスの四大文学賞の一つルノードー賞を受賞(死後授賞は創設以来初めて)。フランスで 70 万部、全米で 100 万部、世界でおよそ 350 万部の驚異的な売上げを記録した。

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執筆者

Yasuhiro Togawa