“記憶がぶっ飛ぶ”程に藤原竜也が命がけで挑んだ、新境地開拓ムービー『探検隊の栄光』がいよいよ10月16日(金)に公開致します!本作は、落ち目の俳優・杉崎(藤原竜也)とテレビ番組のクルーが「杉崎探検隊」として、秘境の地を舞台に伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」探しの“撮影”に臨む姿をユーモアに描いています。藤原竜也率いる個性豊かな探検隊メンバーには、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、田中要次、川村陽介、岡安章介(ななめ45°)、紅一点に本作が映画初出演となる佐野ひなこら、豪華キャストが集結しました。さらに、主題歌には日本を代表するロックバンド「ウルフルズ」も決定しているなど、熱い男たちの競演に注目です!
原作の荒木源著「探検隊の栄光」は2012年に発売。翌年2013年よりプロジェクトが動き始め、山本透監督が原作を読み自らプロット化を進めていた。原作では生死をかけたゲリラ戦などがシビアに描かれているが、映画は登場人物の設定など大幅に変更をした。「原作はどちらかというとビターエンド。僕はいつも笑って映画館を出てほしいと思っているんです。だからこの作品もハッピーエンドで終わらせたかった。」と山本監督。原作者の快諾を得て、映画ならではの面白さを追求し、コメディとヒューマンドラマをミックスさせた独自のプロットを書き上げた。「荒木さん(原作)は、原作と違うものになっても面白ければいいんじゃないと言ってくれる方。(映画を観て)楽しかったと言ってくれました。逆にありがとうございますと言ってくれて・・。こちらこそありがとうございますと言いました(笑)。」本作の面白さには、“決死の覚悟で秘境の地に挑む探検隊”という番組イメージの一方で、実は行き当たりばったりで番組作りをしているという、“完成版と実際の撮影方法の落差”というものがある。
山本監督は、「完成版の映像→実際撮影している映像」を交互に見せる演出方法を取り入れた。
しかし、その落差をどうつけていくかは演出面で特に大事にしたところと同時に、映画を観ているお客さんにどうしたら面白く伝えられるか、難しい部分でもあった。
「ライブ感を見せたかった。杉崎探検隊がやっている『探検サバイバル』の撮影方法自体がその場の思いつきという、まさにライブ。言っていることもやっていることもノリだけでバカっぽい。ただ一生懸命やっている姿がどこか格好よく見えるような演出を心がけました。彼らの撮影自体が“聖なる戦い”になればいいなと。そうはいっても繰り返し切り替わる本編と番組の映像にギャップをつけるのは難しい。実際の映像でも探検隊は真剣に撮影しているので、普通にやったのでは差別ができない。そこでパッと引いたときに“チュンチュン”とのどかな鳥のさえずりを入れたりして色々とパターンを変えながら落差をつけて行きました。それでも観ている人にちゃんと伝わるだろうか、楽しんでもらえただろうかと内心ドキドキしているんですけど(笑)」

“笑って映画館を出てほしい”という監督の思いはエンドロールにも現れている。ウルフルズの歌に合わせてテンポよく流れる映像は、メイキングのように見えて実は本編撮影の合間に特別に撮られた“エンドロール用の映像”。山本監督をはじめキャスト・スタッフのモノづくりへの愛がたくさん詰まった本作で、きっと笑顔になって映画館を後にすることだろう。

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執筆者

Yasuhiro Togawa