記憶がぶっ飛ぶ”程に藤原竜也が命がけで挑んだ、新境地開拓ムービー『探検隊の栄光』が10月16日(金)に公開致します!

本作は、落ち目の俳優・杉崎(藤原竜也)とテレビ番組のクルーが「杉崎探検隊」として、秘境の地を舞台に伝説の未確認生物(UMA)「ヤーガ」探しの“撮影”に臨む姿をユーモアに描いています。
藤原竜也率いる個性豊かな探検隊メンバーには、ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、田中要次、川村陽介、佐野ひなこ、岡安章介(ななめ45°)ら、豪華キャストが集結しました。

本作のメガホンをとったのは、『グッモーエビアン!』(12)でも知られる山本透監督。
映画では、「面白ければ何でもあり!」なプロデューサーとディレクターの指示の元、言葉の通じない相手と勢いで乗り切るシーンや、一目で作り物と分かるワニとの激闘、崖から隊員滑落! と思いきやそこは地上だったりと、今の時代では非常に難しい“演出”が飛び出す。

しかし、そこには、一昔前に感じられた、TVが放つエネルギーのようなものが感じられるのである!

「やっぱりみんながそういう風に感じるのは、今が窮屈なのかもしれません」と語る監督が持ち続けた思いは、“とにかく伝えたい、お客さんに届いてほしい”という思い。

「みんなで1つの事に向かっていく美しさというのは必ずある。それがバカバカしいことでもなんかカッコいい。
可愛らしいし、愛しくてグッと来る。それが“聖なる戦い”。」(監督談)

主人公である杉崎隊長や新人の女性AD・赤田も冒頭部分は、制作陣に対してどこか冷やか。
しかし、探検が進むにつれ、面白いことを必死でつくる大切さ、熱くなることへの羞恥心などはかき消されてしまう!

もし、現代に本作のオマージュともなった70年代後半に人気を呼んだ「川口浩探検隊」が復活したらどうなるのだろうか!?
「なんだかんだ言ってもみんな好きなんですよね。酒のつまみじゃないけど、バカじゃないってツッコミ入れたり、絶対いるよ!て言ってみたり(笑)。そこが面白いんですよね。」(監督談)

監督の言葉から、笑いや衝撃だけのコメディ作品じゃない、作り手のかっこよさ・娯楽の尊さが浮かび上がった。
スクリーンやTVの前にいる私たちを笑わせるため、思いを届けるために、映画やTVは存在していたのかと考えさせられるテーマがこの作品にはあったのだ!

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執筆者

Yasuhiro Togawa