アカデミー賞女優ヘレン・ミレン主演最新作、クリムトの名画をめぐる感動の実話を描いた映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』が11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他で全国公開いたします。この度、予告編が解禁となりました!

解禁された予告編では、オスカー女優ヘレン・ミレン演じるマリアが、家族の唯一の形見である黄金に輝くの絵画、そして心の奥に封印した過去を取り戻す為、国を相手に正義を貫くさまが映し出される。辛い過去と向き合いながらも確固たる信念を持ち、常に明るく前向きでジョークを欠かさないキュートな82歳のマリアと、最初は頼りないながらもマリアや自身のために少しずつ変化し、真相を追究していく駆け出し弁護士ランディとのタッグも見所になっている。

マリアの唯一の形見。それは、クリムトが描いた伯母アデーレの肖像画、通称「黄金のアデーレ」だった。ナチスに奪われたその名画は数奇な運命を辿り、ウィーンのベルベデーレ美術館に展示され、オーストリアの“モナリザ”として国民から愛されていた。オーストリア政府が手放すはずがないと周囲が諭す中、マリアは一人訴え続ける。「皆さんには国を代表するクリムトの名画でも、私には大切な家族の唯一の形見」だと。
そんな彼女の覚悟に心動かされた弁護士のランディ(ライアン・レイノルズ)とともに、マリアは一度捨てた故郷ウィーンに舞い戻る。名画とともに奪われた、家族や友人との美しい日々を思い出しながら・・・。

全てを失ったマリアがクリムトの名画よりも本当に取り戻したかったものとは—?
最後に明かされる真実が、前へと進む力をくれる希望と感動の実話。
実在の女性マリア・アルトマンを演じるのは、アカデミー賞®に4度ノミネートされ『クィーン』で主演女優賞を受賞、英国女王から“デイム”の称号を授与された名優ヘレン・ミレン。いつも元気でかなり頑固、おちゃめな毒舌とユーモアが冴えるマリアを軽快に演じると共に、そんな彼女が故郷を捨てた時、心の奥深くに封印した怒りや慟哭までをも繊細に表した。監督は『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス。二つの国と時代をドラマティックに行き来して、判決の興奮とその予想外の余韻を見事に描き切る。また、マリアとともにオーストリア政府に立ち向かった駆け出し弁護士のランディ役を『あなたは私の婿になる』のライアン・レイノルズが、さらに、マリアと出会い、自国と父の罪を償おうとするオーストリア人ジャーナリストを『ラッシュ/プライドと友情』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたダニエル・ブリュールが演じ、物語にリアリティと深みを与えている。

予告編::https://youtu.be/8mFtWrQiuhk

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執筆者

Yasuhiro Togawa