<オープニング上映決定!> (10/8 会場:山形市中央公民館ホール 6F)
『訪問、あるいは記憶、そして告白』
Visita ou Memórias e Confissões
マノエル・ド・オリヴェイラ監督 Manoel De Oliveira
1982/68 分/35 ㎜

【ここが見どころ!】
2015 年のカンヌ映画祭で話題となった作品。2015 年 4 月に 106 歳で逝去されるまで、リスボンのシネマテークに保管されていた、オリヴェイラ監督の遺言とも思える作品。自らの家、家族の歴史、人生を監督自身が振り返る。さまざまな記憶が、オリヴェイラの「家」そして「世界」を構築していく。本作は、妻のマリア・イザベルに捧げられている。
1982 年に撮影され、封印されていた。二重の影の特集作品でもある。

<Double Shadows/二重の影—映画が映画を映すとき> (10/9〜13 会場:山形美術館 1、2、5)
映画について語る映画とは、映画好事家のためにだけあるものだろうか? 「シネフィルの消滅」「映画の死」という言葉を出すまでもなく、観終ったばかりの映画を話す場所自体が、私たちの生活から失われているのではないか。本特集では、映画誕生から約 120 年を経た今日において、映画史あるいは映画そのものを主題とし、被写体とした作品を上映する。

【ここが見どころ!】
ロバート・フランク、マノエル・ド・オリヴェイラ、森田芳光、是枝裕和らの作品も上映。
『訪問、あるいは記憶、そして告白』マノエル・ド・オリヴェイラ/1982/68 分
『映画が時代を写す時 — 侯孝賢とエドワード・ヤン』是枝裕和/1993/47 分
『瞬く光の陰で』ハフィズ・ランチャジャリ/2013/155 分
『L.A.による L.A.』トム・アンダーセン/2003/170 分
『東洋のイメージ — 野蛮なるツーリズム』イェレヴァント・ジャニキアン、アンジェラ・リッチ・ルッキ/2001/62 分
『ニースージャン・ヴィゴについて』マノエル・ド・オリヴェイラ/1983/58 分
『ジャン=リュック・ゴダール、さらけ出された無秩序』オリヴィエ・ボレール、セリーヌ・ガイユール/2012/65 分
『リメイク、リミックス、リップ・オフ』セム・カヤ/96 分
『僕と兄』ロバート・フランク/1969/91 分
『ナイトレート・フレームス』ミルコ・ストパー/2014/61 分
『赤い灰』アドリアーノ・アプラ、アウグスト・コンテント/2013/60 分
『エマク・バキアを探して』オスカー・アレグリア/2012/84 分
『現代の映画作家シリーズ — ジョン・カサヴェテス』アンドレ・S・ラバルト、ユベール・クナップ/1969/49 分
『映画』森田芳光/1971/31 分
『すべては終わりから始まる』ルイス・オスピナ/2015/208 分
『オリジナル/コピー』フロリアン・ハインツェン=ツィオープ、ゲオルグ・ハインツェン/2015/95 分
『映像の発見=松本俊夫の時代』筒井武文/2015/700 分
第 I 部 記録映画篇(137 分)第 II 部 拡張映画篇(153 分)第 III 部 劇映画篇(140 分)
第 IV 部 実験映画篇(109 分)第 V 部 映画運動篇(161 分)
『フランスは我等が故国』リティ・パン/2015/75 分(特別招待作品)

◆上映後監督・ゲストによる、トークあり
アドリアーノ・アプラ(『赤い灰』監督)
オリヴィエ・ボレール(『ジャン=リュック・ゴダール、さらけ出された無秩序』監督)
セリヌ・ガイユール(『ジャン=リュック・ゴダール、さらけ出された無秩序』監督)
オスカー・アレグリア(『エマク・バキアを探して』監督)
筒井武文(『映像の発見—松本俊夫の時代』監督)
三沢和子(映画プロデューサー)

◆旧西村写真館(Nishimura Old Photo Studio)
アジア千波万波×Double Shadows/二重の影スペシャル「時をつなぐフィルムの糸—Lab Laba Laba インスタレーシ
ョン」インドネシアの映画保存団体 Lab Laba-Laba の活動に参加する映像作家エドウィンとリッキー・ラズアルディ
(展示プログラマー)によるインスタレーション作品の展示。会場のレトロ洋館・旧西村写真館も必見!

◆アジア千波万波×Double Shadows/二重の影 特別企画 シンポジウム「ファウンド・フッテージの想像力」
エドウィン(インドネシア)、ユキ・アディットヤ(インドネシア)、チャリダ・ウアバムランジット(タイ)ほか
モデレーター:とちぎあきら(日本)
協力:アンスティチュ・フランセ東京、ポルトガル大使館文化部/Camões,I.P.、イタリア文化会館、アテネフランセ文化センター、テレビマンユニオン
特別協力:国際交流基金アジアセンター

◆関連企画:「特集ストローブ=ユイレの軌跡」関連企画(東京開催)◆
◆「アドリアーノ・アプラ(映画研究者/『オトン』主演)ストローブ=ユイレを語る」
[日時]10 月 15 日(木)
18:00- 講演:アドリアーノ・アプラ(映画研究者/『オトン』主演)、
19:00-上映:『オトン』1969 ストローブ=ユイレ監督(88 分)35 ㎜版
[会場]アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)、使用言語:フランス語(日本語通訳付)
主催:アテネ・フランセ文化センター、神戸ファッション美術館、共催:映画美学校
協力:山形国際ドキュメンタリー映画祭、イタリア文化会館
入場料:一般 1000 円、アテネ・フランセ文化センター会員,日本映画大学生、映画美学校生 800 円

●トークイベント「アドリアーノ・アプラが選ぶイタリア映画ベストテン」
[日時]10 月 17 日(土)15:00-
[会場]イタリア文化会館、日伊通訳付
<アラブをみる — ほどけゆく世界を生きるために> (10/9〜13 会場:フォーラム 4、山形美術館)
「アラブの春」「Islamic State」「シャルリ・エブド襲撃事件」など時事的キーワードで語られる機会の多いアラブ世界。アラビア語を母語とする地帯は国境を越えて広がり、そこには「アラブ」とひと括りにできない豊かな個々の物語が溢れている。このプログラムでは、いわゆる「アラブの春」後の変わりゆく世界と真摯に向き合った新作と、40 年代、70 年代のレバノンやパレスティナを撮影した旧作を併せて上映することで、広くアラブ世界について考え、国家や共同体を越えた人々のつながりの可能性を模索する。
共催:笹川平和財団・笹川中東イスラム基金

【ここが見どころ!】
ニュースとは違った視点でアラビア語圏の多様性を知ることができる作品群。監督や気鋭のゲストによるトーク、関連ライブ、講談付きサイレント映画上映、監督たちとのフリートークも開催。

●アラブ映画の新作6本
『子のない母』監督:ナディーン・サリーブ/エジプト、アラブ首長国連邦/2014/アラビア語/カラー/Blu-ray/84 分
『アスマハンの耐えられない存在感』/監督:アッザ・エル=ハサンオーストリア、カタール/2014/
アラビア語、英語、ドイツ語/カラー/Blu-ray/71 分
『城壁と人々』監督:ダリーラ・エッナーデル/フランス、アルジェリア、モロッコ/2014/アラビア語/Blu-ray/83 分
『シリアの窓から』監督:ハーゼム・アル=ハムウィ/フランス、ドイツ、シリア、カタール/アラビア語/Blu-ray/70 分
『シリア、愛の物語』監督;ショーン・マカリスターイギリス/2015/英語/Blu-ray/80 分

※上映後トークあり
ナジーブ・エルカシュ(ジャーナリスト)予定
ダリーラ・エッナーデル(『城壁と人々』監督)
ヒンド・シューファーニ(『離散の旅』監督)
ハーゼム・アル=ハムウィ(『シリアの窓から』監督)
ショーン・マカリスター(『シリア、愛の物語』監督)

●レバノン・パレスティナ 40’s-80’s ー16mm フィルムが捉えた風景
『レバノン 1949』/メキシコ/1949/サイレント/ビデオ(原版 16mm)/カラー、モノクロ/48 分
『ベイルート 1982 PLO 撤退からパレスティナ大虐殺まで』日本/1982/日本語、アラビア語、英語/16mm/カラー/19 分
『土地の日』日本/1983/アラビア語、日本語/16mm/カラー/48 分

※上映後トーク等あり(下記参照)
宝井琴柑(たからいきんかん)
足立正生 (映画監督)
田浪亜央江(中東地域研究・パレスチナ文化論)

◆監督とのフリートーク 日程:10 月 12 日(月・祝)17:50-18:50 会場:フォーラム山形
「アラブをみる」プログラムの上映で来形した監督4名とシリア人ジャーナリストのナジーブ・エルカシュさんに
いろいろと質問できる1時間。

◆講談付き上映:サイレント映画『レバノン 1949』 日時:2015 年 10 月 9 日(金)18:15- 会場:山形美術館
1949 年独立直後のレバノンを記録した 16mm フィルムがデジタル修復によって甦る。
発掘されたホーム・ムービーを講談師・宝井琴柑(たからいきんかん)による語り付きで上映。

◆関連企画:グッバイ・シュレンドルフ「偽造された戦争-音の往復書簡-」+Ky アコースティックライブ ヤマガタ版
10 月 11 日(日) 開場:21:30 開演:22:00 フォーラム山形 当日:2,000 円 (詳細別紙)

<ともにある Cinema with Us 2015 >(10/9〜13 会場:山形美術館 1、2、5)
東日本大震災が起きた 2011 年から続くこの特集は、今回で 3回目。あらたに発表された作品を中心とした上映と、震災と映画をめぐるディスカッションを行う。2014 年末には「311 ドキュメンタリーフィルム・アーカイブ」も立ち上がり、ゆっくりとではあるが山形は映画を通じてこの震災に向き合う場になってきたといえるだろう。あらゆるニュースの賞味期限は数時間、マスメディアに映る顔の多くが厚顔無恥であることを恥ともしない昨今の日本では、「ともにある」とつぶやき続けるのはあまりにも繊細で非力なことかもしれない。だがそれでも続けよう。なぜなら、すぐれた映画というものが、存在しないスクリーンの奥行きに人を惹きつけるものだから。その力によって、私たちはあの震災と、そこからひろがる世界に目を向け続けることができるはずである。

『自然と兆候/4 つの詩から』岩崎孝正/2015/50 分
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』畠山容平/2014/87 分
『波あとの明かし』坂下清/2014/89 分
『Live! Love! Sing! 生きて愛して歌うこと』井上剛/2015/100 分
『首相官邸の前で』小熊英二/2015/109 分
『家族の軌跡 3.11 の記憶から』大西暢夫/2015/82 分
『息の跡』小森はるか/2015/112 分
『ちかくてとおい』大久保愉伊/2015/47 分
『フタバから遠く離れて 原発避難 1475 日の記録』舩橋淳/2015/234 分
『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』遠藤ミチロウ/102 分
ディスカッション 1 登壇者:相澤久美、小熊英二、北野央/司会:小川直人
ディスカッション 2 登壇者:遠藤ミチロウ、開沼博/藤井光/司会:小川直人

※上映後、トーク予定

<やまがたと映画> (10/9〜13 会場:山形美術館 1、2、5、山形市民会館大ホール、フォーラム 5)
戦後 70 年における山形を改めて問う「やまがたと戦後」では山形県在住の農民詩人・木村迪夫を追った『無音の叫び声』のほか、戦争体験者数十名のインタビューや地元放送局制作の番組などを一挙上映。フェイク・ドキュメンタリーを通してドキュメンタリーを考える「嘘つきはドキュメンタリーのはじまり」では、犯罪ものからホラーまで国内フェイクドキュメンタリーの話題作を新旧併せて紹介。ほかにも、映画とはひと味違う趣きの「幻灯は訴える」や、未来を担う子どもたちのワークショップ作品発表など、バラエティーに富んだラインアップ。会場には県内の映画館跡で発見された貴重なガリ版チラシも多数展示予定。

【ここが見どころ!】
山形と映画の関わりを様々なテーマから紐解く。
今年は、東北芸術工科大学の学生が、戦争を知る世代の方々に話しを聞いていく「子どもの頃戦争があった〜大学生が聴くという注目作も上映します。

●やまがたと戦後
『無音の叫び声』原村政樹/2015/122 分
※上映終了後にトークショー
ゲスト:木村迪夫、田中泯、原村政樹
『子どもの頃戦争があった〜大学生が聴く戦争体験〜』
東北芸術工科大学/2015/100 分
『セピア色の証言〜張作霖爆殺事件・秘匿写真〜』
山形放送/1986/53 分
『ある戦犯の謝罪〜土屋元憲兵少尉と中国』山形放送/1990/27 分
『あなた また戦争ですよ〜遺された妻たちの手記〜』山形放送/2005/46 分

●嘘つきはドキュメンタリーのはじまり?
『人間蒸発』今村昌平/1967/130 分
『戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪』白石晃士/2015/92 分
※上映終了後にトークショー ゲスト:白石晃士、大迫茂生、久保山智夏
『森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』テレビ東京/2006/45 分
※上映終了後にディスカッション ゲスト:森達也、天願大介、村上賢司、松江哲明、替山茂樹、白石晃士
司会:大久保清朗

●こどもと映画
・山形開催「みんなでつくる こども映画制作ワークショップ」
『輪』2015/6 分 『Nuts 愛』2015/10 分
『エリザベス&武司物語[2D]」2015/13 分
『なにげない あい」2015/8 分+メイキング 12 分
・札幌開催時「コトニ夢映画制作プロジェクト」
『茜色クラリネット』2014/81 分
・横浜開催 早稲田、金沢「こども映画教室」
『不思議の森〜夢見てた場所を目指して〜』2015/11 分
『早大通りで立ち上がる』2014/6 分
『時を感じたぼく達』2015/11 分
※シンポジウムあり

●幻灯は訴える
『ゆるがぬ平和を—8・6 原水爆禁止世界大会記録』1955
『基地沖縄のうったえ』1956
『野ばら』1952
『せんぷりせんじがわらった!』1956
朗読:岡田秀則、鷲谷花 ピアノ伴奏:柳下美恵

<特別招待作品> (会場:山形中央公民館ホール(6F)ほか)
カンボジアのボパナ視聴覚資料センターの代表も務め、YIDFF で数々の作品を上映してきたリティ・パンのアーカイブ・ドキュメンタリー『フランスは我等が故国』。45 年ぶりに三里塚へ訪れた大津幸四郎の遺作となった『三里塚に生きる』。ブラジル・ドキュメンタリーの草分け的存在で、YIDFF ’91 では審査員も故エドゥアルド・コウチーニョの『死を務めた刻んだ男-20 年後』とさらにその後の 20 年を描いた作品を併映。日本ドキュメンタリー史に残る数々の名作を残した名プロデューサー工藤充を追悼し、プロデュース作品 2 作を上映

【ここが見どころ!】
ブラジル・ドキュメンタリーの草分け的存在である、故エドゥアルド・コウチーニョの作品は、貴重な上映。シネマ・ノ
ーヴォの第一世代であり、常に社会へ訴える作品を作り続けた監督です。

『フランスは我等が故国』監督:リティ・パン/フランス、カンボジア/2014/75 分
『三里塚に生きる』監督:大津幸四郎、代島治彦/日本/2014/140 分
『死を刻んだ男 — 20 年後』監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/1984/119 分
『エリザベス・テイシェイラの家族』監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/2014/65 分
『ガリラヤを生き抜いた人々』監督:エドゥアルド・コウチーニョ/ブラジル/2014/27 分
『絵を描く子どもたち —兒童画を理解するために—』監督:羽仁進/日本/1956/38 分
『薄墨の桜』監督:羽田澄子/日本/1977/42 分

<日本プログラム> (会場:フォーラム 4) *全作品上映後に監督によるトークあり
日本のドキュメンタリー作品の様々な試みを世界に向けて紹介する日本プログラム。
沖縄の「終わらない戦後」と真摯に向き合い洞察する『沖縄 うりずんの雨』、アパートの一室で「ことば」と「リズム」が生み出される瞬間に立ち会う『THE COCKPIT』、市営団地に暮らす人々の語りをしなやかに紡ぐ『桜の樹の下』、秩父の情景に普遍性を与える 8 ミリ撮影作品『PYRAMID — 破壊の記憶の走馬灯』、劇映画とドキュメンタリーの手法を織り交ぜ日常を「リアル」に切り取る『Voyage』。型にとらわれず、深い思索とみずみずしい躍動を感じさせる 5 作品を上映。

【ここが見どころ!】
多様な視点と手法で作られた日本ドキュメンタリーの最前線。YIDFF2013「ヤマガタ・ラフカット!」参加作品より2作品(『桜の樹の下』『Voyage』)の完成版も上映!
『桜の樹の下』監督:田中圭/日本/2015/日本語/カラー/Blu-ray/92 分
『沖縄 うりずんの雨』監督:ジャン・ユンカーマン/日本/2015/日本語/カラー、モノクロ/Blu-ray/148 分
『PYRAMID –破壊の記憶の走馬灯』監督:笹久保伸/日本/2015/日本語/カラー、モノクロ/Blu-ray/50 分
『THE COCKPIT』監督:三宅唱/日本/2015/日本語/カラー/DCP/64 分
『Voyage』監督:池田 将/日本/2015/日本語/カラー/56 分
※全作品上映後監督によるトークあり

<ヤマガタ・ラフカット!>(会場:山形美術館 5)
現在、私たちを取り巻く世界は政治的、経済的に混沌の最中にある。そのような世界でどうやって自由な想像力を獲得できるか、一度立ち止まって考える時間が必要なのではないか。このプログラムは製作資金獲得のためのプレゼンテーションや、作品の優劣を問う場ではない。作品に満たない短いフッテージ、荒々しく削り出した世界の断片(ラフカット)を頼りに、制作者、批評家、研究者、観客があらゆる立場、ジャンルを超えて交わる場から、新しい映像と世界との関わりを模索する試みである。 YIDFF2013 ラフカット!

【ここが見どころ!】
プログラム名そのままの、15 分以内の制作中映画のラフカットを上映し、監督とゲスト、その場の観客とで話していきます。2013 年に参加した監督の完成作品が、本年の日本プログラムで上映されます。「桜の樹の下」「Voyage」という作品です。

<ヤマガタ映画批評ワークショップ >(会場:山形まなび館)
ヤマガタ映画批評ワークショップも今回で 3 度目の開催となる。映画祭というライブな環境に身を置きながら、映画についての思慮に富む文章を執筆し、ディスカッションを行うことを奨励するプロジェクト。
映画観賞後、講師とマンツーマンで書いていき、その記事は、映画祭期間中に発表されていきます。
英語講師は、クリス・フジワラ、日本語講師は、北小路隆志、金子遊各氏。
【ここが見どころ!】
今年初めての試みとして、国際交流基金アジアセンターとの共催で、東南アジアからも参加します。シンポジウムも開催されます。

<YIDFF ネットワーク企画上映>(会場:フォーラム 5)
YIDFF ネットワークは 1989 年、小川紳介監督の呼びかけで発足したボランティアグループで、映画上映や
YIDFF 公式記録、デイリー・ニュースの発行などを継続して行っている。

【ここが見どころ!】
地元関係者上映を除き、日本初上映の作品。『阿賀に生きる』の撮影監督である小林茂監督が、佐藤真監督の急逝の喪失感から立ち直り、制作された作品を上映。
『風の波紋』監督:小林茂/2015/99 分/10 月 9 日 10:30〜
Dryads in a Snow Valley/Shigeru Kobayashi

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa