2013年「ホテルローヤル」にて第149回直木賞を受賞した、北海道在住の作家、桜木紫乃。
その最高傑作『起終点駅 ターミナル』が、佐藤浩市、本田翼の共演で、東映配給にて11月7日(土)より公開されます。桜木紫乃作品の映画化は、これが初となります。

主人公・鷲田完治を演じるのは、本年『愛を積む人』や『HERO』『アンフェア the end』など数々の話題作に出演し、日本映画界を牽引する佐藤浩市。ヒロイン・椎名敦子には、放映中の月9ドラマ「恋仲」でみずみずしい演技を披露している本田翼。監督には、「はつ恋」「深呼吸の必要」以来、温かな視線で人間を描き続ける篠原哲雄。誰もが経験する〝過去〟からの旅立ちを描く、胸を打つ人間ドラマが誕生しました。

この度、My Little Loverが担当する主題歌「ターミナル」が流れる新予告編を解禁させていただきます。

予告編の前半では、25年前の出来事から時間を止め、息を潜めるように生きている弁護士・鷲田完治(佐藤浩市)と、被告人・椎名敦子(本田翼)の運命的な出会いが描かれます。後半では「ターミナル」の切ない音色、凛とした歌声と共に、終わりとはじまり=“起終点駅”へと歩みだす完治と敦子、そしてその周りを取り巻く人々の人生が交錯する様が描かれており、映像中で語られる「ひとつやふたつ、あの世に持っていかなきゃいけない事もあるんだよ。人はそれを背負って生きていくんだ。」、「生きてさえいればいい、生きていてくれさえすれば。」といった言葉の数々が胸を打ちます。

映画『起終点駅 ターミナル』の音楽を担当している小林武史が、本作のために書き下ろした、20周年プロジェクトのリードシングル(リリース日未定)「ターミナル」。My Little Loverの新曲発表は2011年に発売されたシングル「ひこうき雲」以来4年ぶりで、映画主題歌としては『起終点駅 ターミナル』と同じ篠原哲雄監督作品『深呼吸の必要』(2004年)以来11年ぶり。
小林武史が書き下ろした今回の作品は、主人公鷲田完治(佐藤浩市)の前から、何も語ることなく、人生の一歩を踏み出していく椎名敦子(本田翼)が、その胸に秘めた想いを見事に歌い上げています。

『起終点駅 ターミナル』新予告ダウンロードURL
公式YoutubeURL(限定公開中):https://youtu.be/rTP3kom3N1k

9月5日(土)より、全国劇場にて前売鑑賞券発売開始!
購入特典として、映画に出てくるメニューを作ることができる、「特製レシピ付きメモブック」をプレゼント。
(発売劇場は、公式サイトをご覧ください)

【My Little Lover akkoコメント】

絶望的なことが起こるのに、心の中の小さな灯火がずっと温かい。
重苦しいのに、なぜか瑞々しさのようなものを感じる。
それはそれぞれの終わりと始まりが、これからもずっと続いていく予感がしたからかもしれません。
私はこの世界に凛とした姿で寄り添いたい、そんな想いで主題歌を歌いました。
この映画にとって、よき脇役となれますように。

【篠原哲雄監督コメント】

ずっと心を閉ざしてきた男とたったひとりで生きてきた女が出逢い、最果ての地からそれぞれ旅立っていく。My Litle Loverの楽曲、akkoさんの透き通った歌声が、必死で生きてきた彼らとその未来に優しくエールを送ってくれました。
「深呼吸の必要」以来、二度目の奇蹟に感謝致します。

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執筆者

Yasuhiro Togawa