今春の大ヒット映画『あん』
トロント国際映画祭に正式出品、樹木希林が北米プレミアへ。

作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の同名小説「あ ん」を河瀬直美監督が樹木希林と永瀬正敏らをはじめ、実力派キャストで映画化した 本作、この度、第40回トロント国際映画祭（9月10日〜20日、 カナダ・トロントにて開催）のコンテンポラリー・ワールド・シネマ（Contemporary World Cinema）部門にて、正式出品されることが決定、河瀬直美監 督と樹木希林がこの北米プレミア上映に合せてトロント入りすることが正式に決定になりました。

本作は、5月30日（土）より全国公開してお り、77館からの小規模スタートにも関わらず、現在40万人以 上の動員を記録、興行成績も異例の5億円をリーチしようとして おります。主演は、昨年秋に旭日小綬章も受章、『海街Diary』は じめ、人気映画に連続出演している日本を代表する大女 優・樹木希林。また、河瀬直美監督自ら熱烈オファーし、河瀬作品が初出演と なった永瀬正敏や、樹木希林の孫娘・内田伽羅、市原悦子など、豪華キャストが贈る日本一 味わい深い作品として、公開初週にはぴあ映画初日満足 度ランキングで堂々の1位を記録しました。

本映画祭のアーティスティック・ディレクターであるキャメロン・ベイリー（Cameron Bailey）氏からは「河瀬監督はまたしてもこの『あん』で素晴らしい洞察力と美を映画に焼き付けています。我々は、河瀬直美監督と素晴らしい女優・樹 木希林がトロント入りすることに感激しています。トロントは、毎年豪華なゲストを招待していますが、このような素晴らし いゲストの参加は映画祭にとって特 別なもの」と特別コメントを寄せています。また河 ?直美監督からも「世界を代表する現代の作家という位置づけに『あん』を選んでいただいたことを誇りに思います。“アカ デミーに一番近い映画祭”と言われ ながらも“市民の映画祭“と賞賛される、たくさんの映画が世界から集まるトロントへ「徳江」の遺したメッセージを樹木希 林さんと共に伝えに行ってきま す。」とコメントを発表、北米の関係者やメディアに初お披露目する機会となります。