この度9/26(土)より連続限定レイトショー公開となる新旧暴走2大作、『マッドストーン』と『ターボキッド』の字幕入り予告編が完成いたしました。

先陣を切る9/26公開『マッドストーン』は1974年製作のオーストラリア映画。日本では『マッドマックス』(79年)の大ヒットによって1981年に原題は「STONE」にもかかわらず”マッド”を冠して公開され、以後常に『マッドマックス』の便乗作品として不当な扱いを受けてきた哀愁作。しかし事実と海外の評価は全くの逆で、この『マッドストーン』があったからこそ『マッドマックス』が生まれたというまさに原点。『マッドマックス』の暴走族リーダー”トーカッター”、『マッドマックス怒りのデスロード』(2015年)の悪の首領”イモータン・ジョー”を演じたヒュー・キース=バーンが”ガマ蛙”役で映画デビューを飾った作品として有名。当時のオリジナルに字幕を付けた予告編では「『マッドストーン』はトリップだ」「『マッドストーン』はちがう」と、当時いかに斬新な内容だったかを煽るナレーションが印象的。

そして続く10/3公開『ターボキッド』は8/26に全米公開となったばかりの出来たてホヤホヤの新作。世界中の映画祭を猛烈な勢いで駆け抜け、その強烈な80年代臭、暴走BMX、血まみれ、世界の終り感、そして紅一点ロランス・ルブーフ演じる”アップル”のキュートさで話題沸騰、チャリンコ版マッドマックスや『キック・アス』×『マッドマックス』などと評される最高の面白映画。野蛮とファンタジーの絶妙な融合は観る者の心に懐かしさや恐ろしさや高揚感が入り混じった不思議な感覚を植え付けるにちがいない。予告編ではマイケル・アイアンサイド演じる巨悪ゼウスの右腕、スケルトロンのチェーンソー炸裂無敵ウェッポンが人を血祭りにする模様も盛り込まれ、自転車でピクニックに行くような映画でないことは明確に表現されている。ちなみに『ターボキッド』はアメリカ公開により連日様々なメディアに取り上げられているが、監督の「ポスト・アポカリプト映画ベスト5」が記事になっており、それらは『マッド・ファイター』(83年)、『ニューヨーク1997』(81年)、『ザ・ロード』(09年)、『ブロンクス・ウォリアーズ/1990年の戦士』(82年)、そして『マッドマックス2』(82年)とのことである。

そんな必見過ぎる野蛮暴走2大作はシネマート新宿&心斎橋、そして名古屋のシネマスコーレにて公開。また、『マッドストーン』は10/14(水)、『ターボキッド』は来年2016年1/13(水)にそれぞれBlu-ray&DVDの発売が決定しております。

『マッドストーン』
予告編::http://youtu.be/layOCDrJhdY

『ターボキッド』
予告編::http://youtu.be/fX6Zao5vnFA

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa