カン・ドンウォン、ソン・ヘギョ主演『世界で一番いとしい君へ』が、8月29日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開致します。
原作は韓国で発行3ヶ月で14万部が販売され、世界でも翻訳本が出版されているほどの人気が高い作家キム・エランの小説「どきどき僕の人生」。 第17回ウーディネ・ファーイースト映画祭でも観客賞 第三位に輝いた、純度100%のヒューマンドラマです。
前作『群盗』では希代の悪役を演じたカン・ドンウォンですが、本作では一変して優しい父の顔を見せています。早老症という病を持って生まれた息子の為に昼夜問わず働き、家庭を支えています。

17歳で父になり、難病を持って生まれて来た息子・アルムを支えるデス(カン・ドンウォン) 息子の為に、家族の為に、一生懸命働く姿に辛さは感じられず、ただただひたむきに取り組む姿勢がとても印象的です。この役を演じるにあたって、カン・ドンウォンはこのように語っています。

Q,劇中、子供のようなデスですが、彼が父親らしいと思った部分はどのようなところですか?

「うちの息子が喜ぶことは何でも無条件でやります」というとき、またはアルムを怒るときです。だけどこのシーンが一番悲しかったという方もいました。個人的には、ソン・ヘギョさんがアイドル歌手を見ているときが一番悲しかったです。ある方は、私が焼肉屋で練炭を運んでいるシーンが悲しいと言いました。あのシーンで髪が長かったのは私のアイディアです。メイクさんからは反対されましたが、あの時代についてメイクさんは知らないではないかと話し合い、無条件で長い髪の方が良いと伝えました。

Q,ご両親についてお聞かせください。

デスを演じている間、色々な感情が芽生えました。おかげで両親のことを考える時間も増えました。
一番考えていたのが、「私の親も大変な目に会いながら私を育てたのだろう」ということです。映画をご覧になる方々も、皆さん同じ思いをされるかと思います。私の両親は普段、私の出演作はあまり好きではないほうなのですが、この作品は気に入ってもらえると思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa