この度、2014年1月より講談社 別冊フレンドにて大人気連載中の少女コミック「黒崎くんの言いなりになんてならない」が、実写映画化されることとなりました。本作は、人気の少女漫画作品の中でも、「男の子にこんなことしてほしい!」という女子の妄想を赤裸々にかつ楽しく描いているドキドキしっぱなしのラブストーリー。強引でドSな“黒王子”と優しい“白王子”の狭間で揺れ動く女子という夢のような物語が話題を呼んでいます。

 「俺に絶対服従しろ」なんてセリフを言ってしまう主人公の悪魔級ドS男子「黒崎晴人」を演じるのは、映画主演3作目にして初のラブストーリーに挑む、Sexy Zoneの中島健人。今回の映画化に際して、「誰からも愛されるキャラクターの中島さんが実際の性格とは真逆の“ドSキャラ”を演じたらどうなるのか?「中島健人ד悪魔級ドS男子”」という面白い化学反応で、中島健人さんのイメージを覆す作品になるのでは?」と製作陣から白羽の矢がたちました。「黒悪魔」と呼ばれるくらい周囲から恐れられ、ヒロイン・由宇にもドキドキな無理難題を課す「黒崎くん」のドSっぷりを、中島がどのように魅せるのか。中島健人の役者としての新境地に期待が高まります。
そんな「黒崎くん」に「絶対服従」を命じられるも、そのドSな振る舞いに抵抗しつつ翻弄されるヒロイン由宇を演じるのは、小松菜奈。昨年『渇き。』で衝撃的な長編映画デビューを飾り、『近キョリ恋愛』『バクマン。』そして本作と原作ものへの出演が相次いでいます。

 さらに、黒崎くんの親友で女子の憧れのまと「白王子」こと「白河タクミ」を演じるのは、『アオハライド』「きょうは会社休みます。」でも、圧倒的な存在感で世の女性陣を魅了した、千葉雄大。
少女漫画の世界の中でも強烈でインパクトのある刺激的なキャラクターたちに、今、最も注目を浴びる若手俳優陣が息を吹き込みます。
 女子高生のヒロイン由宇は、突然の親の転勤で寮生活をすることに。学園のスター「白王子」こと白河くんもいる寮で、ひとつ屋根の下で同居?!と浮かれるも、そこには「黒悪魔」と皆に恐れられる悪魔級ドS男子「黒崎くん」も住んでいた!副寮長でもある黒崎くんに逆らった由宇は「罰」として、いきなりファーストキスを奪われ、以後黒崎くんに「絶対服従」する破目に…。

 脚本は、豊かなキャラクター描写に定評がある「花咲舞が黙ってない」の松田裕子。メガホンを取るのは、フレッシュな感性を持ちながら、緻密に作品の世界観を作り上げていく新鋭 月川翔。
初共演のフレッシュな魅力を放つキャスト陣と実力派のスタッフが集結し、ドキドキラブストーリーが誕生します!『黒崎くんの言いなりになんてならない』は2016年2月27日(土)より全国ロードショーです。
 
出演:中島健人(Sexy Zone)、小松菜奈、千葉雄大 
原作:マキノ「黒崎くんの言いなりになんてならない」(講談社 別冊フレンド刊)
監督:月川 翔 脚本:松田裕子
製作:「黒崎くんの言いなりになんてならない」製作委員会  配給:ショウゲート

【コメント】

★中島健人(黒崎晴人役)
 今回、映画のお話を頂いて、「恋愛劇」ができることがすごく嬉しかったです。映画に出演して、ご覧になる皆さんの胸をときめかせたい!という気持ちが強かったので、今回このチャンスを頂けて感動しました。大学の友達が、少女漫画マニアの男性なんですが(笑)、色々な漫画を知っている彼がピンポイントで「俺も青春したい!」と言っていた作品で、タイトルは知っていました。映画のお話があって
「そういえばあいつが言っていたな」と思って読みました。「スリーS」でした。「スーパー・すごく・S」だなと(笑)。
(黒崎くんは)比較的すぐ言動に出すタイプじゃないと思います。心の中では思いつつもすぐには言わずに一対一になったときに言うとか、目標を狙い定めて自分の気持ちを伝えるタイプだと思うので、それまでのストロークは、目の演技で色々訴えられたらなと考えています。今までの自分にはないタイプの役なので、目力を大事にしていきたいなと思っていますし、時に憂いとか心に抱えているものもしっかりと出していけたらなと考えています。映画でのラブストーリーは初めてなので全力で挑みたいです。「黒」要素というのが実際の自分にはないと思っていますが、もし少しでもあるとしたら、この役を通してこれから見つけていくしかないなと。この映画で初めて「ブラックな中島」を見て頂けるんじゃないかなと思っています。

★小松菜奈(赤羽由宇役)
 原作ものなので「私にできるかな?」と最初はプレッシャーに感じていましたが、今は皆さんと一緒に頑張っていきたいなと思います。原作の漫画は題名通りにこんな感じなのかなといろいろ想像しながら読ませて頂きましたが、とにかくドキドキしっぱなしで、こんなにドSなものは初めて読んだので、すごく新しい感じがしました。 由宇ちゃんについては、地味な女の子がだんだん綺麗になっていくという役どころなので、その差を付けられたらいいなと思います。自分のなりたい理想の女の子になっていくところに気をつけていきたいです。 新しいチャレンジになると思います。ドキドキする青春感や漫画原作の良い世界観を残していけたらいいなと思うので、足を引っ張らないように頑張ります。

★千葉雄大(白河タクミ役)
 「タイトルがすごく斬新だな」「どんなお話なのかな?」と思いました。
すごく夢がある作品だと思うので、そういうところを出せればいいなと思っています。原作を初めて読んだのが電車の中で、カバーなしで読んでいたので、どう見られたかなと(笑)。(実際に読んでみて)2次元のなかでも2次元だなと思います。でも、「何を考えているんだろう?」とどんどん読み進められてしまうようなお話だなと思いました。僕が演じる白河は「白王子」と呼ばれていますが、実際自分が高校生の時に「王子」なんて呼ばれたことがなかったし、普段の自分にも「王子」要素なんてみじんもないんですけど、なけなしの王子感を出していきたいと思っています。
原作を読んだ段階では何を考えているかわからない人というところがあったんですけど、それは脚本を読んでから考えていきたいと思います。でも、人間が演じるわけですから、血の通った感じになりつつ、甘いセリフみたいなのもあったり、ちゃんと夢を与えることはすごく大事だと思うので、出し惜しみせずに演じたいです。3次元だけを追及するのではなく、2次元を大事にしつつ2.5次元くらいで、やれたらいいなと思っています。

★マキノ(原作者)
 映像化のお話をいただいたときはとにかくびっくりしてしまいました。
いまもずっと緊張していて、ご飯があまり喉を通りません…(笑)。
中島健人さんは、お話をいただいたあと、担当さんとSexy ZoneさんのコンサートDVDを観ました。踊っているときもお話をされているときも立ち姿がとてもきれいで、黒崎くんの印象と重なりました。
小松菜奈さんは、明るくて凜とした印象が、由宇にぴったりだなぁと思いました。まんがのなかでは由宇はいつも黒崎くんにヒドイ目にあわされているのですが、実写だとどうなるんだろうとドキドキしています…。千葉雄大さんは、テレビドラマ「きょうは会社休みます。」でかわいくコミカルな演技が印象的で、毎回注目して見ていました。笑ったときのやわらかい雰囲気が、まさに王子様だなぁと思っています。
漫画を作るときは、担当さんが黒崎くんにつけた「悪魔級ドS男子」というキャッチコピーにいつも苦しまされています。そんな黒崎くんが映画ではどんなふうに描かれるのか、わたしも楽しみにしています。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa