富山県射水市(いみずし)の新湊曳山まつりでは、祭りに参加して曳山を曳くことを「つながる」と言います。何十人もの曳き手によって3.5トンにもなる大きな山車が曳かれていくその様は、力を合わせること、魂を重ねることの凄さ、素晴らしさに満ち溢れています。そんな体験を得るために、今年も多くの人々が集う。曳山祭りは新湊の人々にとって、年に一度必ずやってくる大切な日です。今回、新湊の放生津八幡宮(ほうしょうづはちまんぐう)の例大祭として行われる新湊曳山まつり本番までの日々の中、不思議なエネルギーに満たされる街を舞台にしたオリジナルストーリーを映画化します。

 監督はテレビドラマ界の巨匠・石橋冠。「池中玄太80キロ」や近年では「点と線」「刑事一代〜平塚八兵衛の昭和事件史〜」など、幾多の名作を世に送り出し、常に時代のテーマを問うてきた石橋監督が、“第二のふるさと”として愛してやまない新湊を舞台に、長年の映画制作への想いを遂に結実させます。また、観るものの心に残る、オリジナルストーリーを届けます。かつての親友と共に起業し、IT関連企業CEOを務め、根っからの仕事人間で会社の拡大にしか興味がない主人公・中原祐馬を演じるのは、竹野内豊。祐馬のかつての親友である塩谷航平の義兄であり、四十物町の曳山総代を務める渡辺鉄也役に江口洋介。四十物町の町内会長を務める西村玄太郎には西田敏行。祐馬の会社にかけられた金融取引法違反の嫌疑を捜査する富山県警の刑事役にはビートたけし。その他、松坂桃李、優香、小池栄子、美保純、立川志の輔、室井滋、柄本明という日本を代表する超豪華俳優陣が石橋監督の名のもとに集結。西田敏行、ビートたけしらは監督の名を聞いただけで台本も読まずに出演を快諾したとの事。

そしてこの度、本編の一部を使用した30秒の特報映像とポスタービジュアルが完成。劇場公開日も2016年1月9日(土)に決定致しました。本編初の映像解禁となる特報では、富山県の美しき立山連峰のもと、初共演となる竹野内豊と江口洋介との怒号飛び交うシーンをはじめ、ビートたけし、西田敏行ら名優たちの共演シーンが散りばめられています。また、本来であれば毎年10月1日に行われている「新湊曳山祭り」ですが、今年のGWには本作撮影のために、述べ1,400人に及ぶスタッフ・エキストラのもと完全再現。巨匠・石橋冠が贈る圧巻の映像美に早くも本作公開への期待が高まります。

特報::https://www.youtube.com/watch?v=y0lZXv4AF8k

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執筆者

Yasuhiro Togawa