あの『プラダを着た悪魔』で恋に仕事に奮闘し、ファッション業界でキャリアアップしていく姿を等身大で演じ世界中の女性から憧れの的となったアン・ハサウェイ。あれから9年、今度はアンがニューヨークのファッションサイトの社長を演じる最新作『マイ・インターン』(10/10公開)のポスタービジュアルが解禁となった。本作は、まるで『プラダを着た悪魔』の主人公のその後のような、すべてを手に入れた彼女の新たな出会いと試練を描く話題作だ。

解禁となったポスタービジュアルでは、アン演じるジュールズが着ている赤いワンピースがとても印象的。本作の衣装スタッフは、『アグリー・ベティ』シリーズや『セックス・アンド・ザ・シティ2』を手がけたスタッフが担当している。衣装デザイナーのジャクリーン・デメテリオは、「トレンドを見越したファッションにしたわ。例えば、フリンジ付きのサンダルもその一つ。撮影したのは一年前だから映画が公開されるときに新鮮に見えるように工夫したの」と言うように、日本では今フリンジのファッションが大流行中。まさに今のトレンドを先取りできるファッションは本作の見どころの一つとなっている。

さらに今すぐにでも真似できるリアルクローズがファッションポイントだ。この真っ赤なワンピースは、あのベッカム夫人のファッションブランド“ヴィクトリア・ベッカム”。さらに彼女が持つバッグはシャネル、時計はカルティエ、シューズはロジェヴィヴィエを身に着けているが、ハイブランドでありながらもすぐに取り入れられるリアルクローズに見せている。ジャクリーンは「ジュールズはニューヨークで仕事をして家庭を持っている現代女性なの。映画を見た女性たちが共感できるようなすぐにでも真似できるリアルクローズにしたのよ」と話している。

今回解禁になったポスタービジュアルでは、アン演じるジュールズを温かな視線で見守るベン(ロバート・デ・ニーロ)がとても印象深く、年齢も性別も違う二人がどんな関係に発展するのか気になる仕上がりになっている。本作で初共演を果たした二人だが、劇中でベンのアドバイスによって学び成長していくジュールズのように、実際にアン・ハサウェイがロバート・デ・ニーロとの共演で俳優としてのあり方を学んだと明かした。「ロバート・デ・ニーロから学んだことはたくさんあったわ。現場でのスタッフに対する態度も素敵だった。周りのことをちゃんと考えて尊重しているし、俳優として惜しみない努力を続けてきたから今の彼がいるの。本当に尊敬しているわ」と、人生の大先輩であるデ・ニーロから役柄同様に俳優としての立ち振る舞いを学んだと話す。物語はファッションサイトの社長ジュールズの会社に、40歳年上の“シニア”インターンとしてベンがやってくる所から始まる。初めはベンを嫌がるジュールズだが、ベンの真面目で優しい人柄に触れることで、二人は次第に“親友”になっていく。仕事もプライベートも試練が訪れるジュールズに対し、ベンが投げかける優しい言葉は、観る者も思わず涙する愛情に溢れた言葉なのだ。

仕事とプライベートに奮闘する現代女性たちも、きっとベンの言葉に勇気づけられるはず。頑張る女性たちを応援するデトックス・ムービー『マイ・インターン』は10月10日(土)公開。

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執筆者

Yasuhiro Togawa