13歳頃までの少年の歌声は、心を解き放ち大空に舞い上がるような高音域の妙がある。だが、その歌声は一瞬にして消え去る。子供時代の束の間の美しさと、時間の奥深い力を思い知らされるかのように。これは、不屈の魂から生まれた、奇跡の物語。
ベテラン教師で今なお衰え知らずの頑固な合唱団団長カーヴェルに、2度の米アカデミー賞に輝くダスティン・ホフマン。そして天才少年シンガー、ステットを演じるのは、新人若手俳優ギャレット・ウェアリング。更に数々の賞に輝いた珠玉の役者陣が脇をかためる。
また、本作は、若い頃音楽を学び、挫折した経験を持つダスティン・ホフマンの自伝的映画ともいえる。

・『glee/グリー』アーティ役のケヴィン・マクヘイル登場シーンが解禁!!

https://www.youtube.com/watch?v=gPsBW2bPfAY

この度、本編からの映像が解禁となった。本映像では海外ドラマ「glee」でお馴染みのケヴィン・マクヘイルが登場する。
ケヴィンは車椅子とメガネがトレードマークの愛嬌のある青年アーティ・エイブラムス役で、全シリーズ通して出演した、欠かせない主要メンバーとしてファンに支持されていた。
そして「glee」で合唱部の生徒役を演じたケヴィンが今回挑戦したのは、エリート少年合唱団を指導する教師。母親が急逝し、行き場がなくなり合唱団を有する私立校に入学することとなった孤独な少年ステットのために闘ってくれる若い教師ウーリーを熱演している。
今回解禁となったのはウーリーが、ステットをはじめ、生徒たちに発音の指導をするシーンである。
生徒たちはニック・ペイジの「ニシュカ・バニャ」を課題曲に腹式呼吸の練習を行っている。腹ではなく喉から声を出すステットを、厳しくも温かく指導するウーリーは、まるで「glee」で学んだことを次代に受け継ぐかのように熱心な面持ちだ。
「glee」で恋に将来に悩んでいたアーティが、頼れる指導者に成長した姿を本作で垣間見ることができる。

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http://data.cinematopics.com/?p=53336

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa