06年『時をかける少女』、09年『サマーウォーズ』、12年『おおかみこどもの雨と雪』と、手掛けた作品すべてが傑作として評価され、国内外の映画賞を席巻し、世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督 細田守。その3年ぶりとなる最新作『バケモノの子』ですが、バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちの棲む異世界「渋天街(じゅうてんがい)」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、あらゆる世代が共感できる、《新冒険活劇》です。
近年まれにみる話題作・強豪作ラッシュの今夏において、『バケモノの子』は興行・動員において快進撃を続けてきました。夏休みスタート直前より公開し、その勢いが衰えることなくこの度、公開45日目(8/24時点)にして、観客動員数が400万人を超え、興行収入も51億円を突破!
『おおかみこどもの雨と雪』の最終興行収入を超え、細田監督全作品の中で最大のヒットとなりました。

また、先日発表となった第63回サン・セバスチャン国際映画祭(9月18日〜26日)【コンペティション部門】への出品に続き、更に第40回トロント国際映画祭(9月10日〜20日)【キッズ部門】にも正式招待されることが決定しました!!

トロント国際映画祭はカナダの都市トロントにて、1976年より毎年9月に開催されている北米最大級かつ最多のプレミア数を誇る国際映画祭。日本の監督では、過去に北野武監督が『座頭市』(2003年)にて最高賞である「プレゼンテーション部門観客賞」を受賞しています。『バケモノの子』は9月13日にインターナショナル・プレミアとして【キッズ部門】にて上映され、細田守監督も舞台挨拶を行う予定です。

【海外配給情報】
海外配給を手がけるのはフランスのGAUMONT(ゴーモン)社。現在フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、北欧、中東、南米、韓国、台湾、タイなど37の国と地域でも配給が決定しています。それぞれの国においても前作を凌ぐ規模での公開となり、全体のスクリーン数は2倍以上になる見込みです。

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執筆者

Yasuhiro Togawa