スタジオマンゴスチン企画 短編映画上映会2015
「ハンズボン・夏の終わりに…宿題やったかっ!? 」
〜今年のハンズボン上映会はアニメーションとボードビル!〜
2015年8月28日(金)〜8月30日(日)
http://www.hans-dubon.com/.

 株式会社ZEエナジーが運営する、EARTH+GALLERY(東京都江東区木場)は、2015年8月28日(金)〜8月30日(日)の期間、アニメーションやインスタレーションを制作するstudioMANGOSTEEN企画、ディレクションによる5つの短編映画の上映とライブパフォーマンス、ワークショップ等を行う特別企画「ハンズボン・夏の終わりに…宿題やったかっ!? 」〜今年のハンズボン上映会はアニメーションとボードビル!〜(以下、ハンズボン上映会)を開催いたします。

「ハンズボン上映会」は短編映画を再考する目的でスタートいたしました。映画がまだ言葉を持たなかったサイレント時代の映画といえばチャップリンやキートン、マルクス兄弟に代表されるコメディ映画が上げられますが、彼らのような有名なコメディ・スターたちはボードビルに出演した後に映画産業に進出しています。
 本年は「夏の終わりに…宿題やったか!?」と題して、短編映画そのものの創成に目を向けてまいります。映画文化の始まりともいえるボードビルとの新たな関係を再発見できるような、笑いと映像、そして少しの風刺を交えた5作品を上映いたします。また、現代のボードビリアンであるバロン氏によるライブパフォーマンスと、アニメーション作りのワークショップも同時に開催いたします。

■「ハンズボン上映会」概要
名称 :「ハンズボン・夏の終わりに…宿題やったかっ!? 」
     〜今年のハンズボン上映会はアニメーションとボードビル!〜
日時 : 作品展示11:00〜17:00
     8/28(金)18:00 〜上映+ライブ
8/29(土)・30(日)14:00 〜アニメーション作りのワークショップ、18:00〜上映+ライブ
料金 :上映+LIVE:大人 3,000円(1drink付:前売り 2,500円)/学生 2,000円(1drink付)
/こども500 円(こどもdrink 付) ワークショップ:1,500円(1drink+お菓子付き)
企画・ディレクション :studioMANGOSTEEN
URL :http://www.hans-dubon.com/

■上映作品について
「midnight lalalala・・」 9 分27 秒(2014 年)監督:タダジュン さかたきよこ

猫ライオンのリンジジが公園で出会った真夜中の生き物たち・・ 暗闇にまぎれてやって来た星ガラスの後を追いかけて、リンジジは小さな夜の冒険へ。版画素材をもとにして制作された、約9分間の無音映像作品です。

<タダジュン>(http://juntada.com
イラストレーター・版画家。書籍や雑誌のイラストレーションを中心に活動中。主な仕事に、『ガラスの街』ポール・オースター著/柴田元幸訳(新潮社)
<さかたきよこ>(http://kiyoko9.blogspot.jp
版画家。版画や詩の制作をしながら、本の装画や挿絵を手がける。絵本『La bambina di neve. Miracolo in-fantile.』ナサニエル・ホーソーン著

「FOODS」 5 分17 秒(1987 年)監督・音楽:松本里美

1987 年池袋西武百貨店ハビタギャラリーでの個展と、『Art Watching 上映会』で発表したコマ撮りアニメーションの中のパステル画の描画をコマ撮りした3作。キャノンのシングル-8518SVを手製の映写台に下向きに固定。スポットライトは左右2台設置。右手でパステル画を描きながら、左手でケーブルレリーズを持ってシャッターを切る、というコマ撮り撮影です。音は「ATARI スタインバーグ24」とYAMAHAのMSX、DX7 等でオリジナルを作曲 しました。

<松本里美>(http://www.satomin.jp
80 年代、ロックバンド「サボテン」(Vo.G. 作詞/作曲)の活動をしながら立体制作、キネティックアートの制作をする。現在は銅版画家。

「BLUE IMPULSE」 13 分(2011 年)

監督・音楽・音声:飯塚貴士/脚本:飯塚貴士・川村篤史/協力:川村篤史・長尾真莉子

荒れ果てた大地が続く世界。そこを旅する一人の男ブルースカイ。彼は相棒のR2 と共に行方不明になった兄を探していた。旅の最中、破壊された村落を発見する。生き残りから発せられた「アステカ」という言葉。今、伝説の兄弟拳ブルーインパルスを巡る戦いが始まる!

<飯塚貴士>(http://www.waffen.jp
人形とミニチュアセット、昔ながらの特撮技法を用いた作風が特徴で、監督、脚本、撮影、美術、音楽、登場人物の声をほぼ一人で行っています。2011 年「ENCOUNTERS」が国内外で多数の上映と受賞を果たし、CM 映像や実写監督との共作、ワークショップの開催など人形映像の世界を広げている。近年では俳優 斎藤工を声の出演に迎えた「補欠ヒーローMEGA3」がNHK Eテレでレギュラー放送されました。

「わたしのところにだけ雨が降る」 3 分(2015 年)監督:溝上幾久子/編集:泉原昭人/音楽:天野直美

雨はこわい?それともやさしい?

<溝上幾久子>(http://www.venus.dti.ne.jp/~owan/
StudioMangosteen全作品のコンセプト制作、脚本を担当。『PUTLE STORY』から始まったvita lakamayaシリーズは、映像作品のバックグラウンドとして世界観の創作を担当しています。版画家としては、東京国際ミニプリントトリエンナーレ、カダケス国際版画展等、国際コンペに出品。現在は、連作による物語性を意識し、毎回テーマを持った個展を中心に作家活動をして います。

「小さなとかげ」 3 分(2008 年)監督:泉原昭人/原作:溝上幾久子/音楽:ニシテツロウ

ある日、トピーは湖のほとりで小さなとかげを見つけます。とかげには羽があり、中から奇妙な生き物が姿を現します…。

<泉原昭人>(http://www.mangost.gr.jp
Studio Mangosteen 主宰。2005 年より短編アニメーションを制作し、2010 年「赤い森の歌」がベルリン国際映画祭にて招待上映、2012 年「リリタアル」でベルリン国際映画祭に入選するなど、作品はこれまで40 を超える国際映画祭にて上映されています。

■パフォーマンスアーティスト「バロン」プロフィール
ボードビリアン、シンガーソングライター、役者。1978 年8 月10 日 岐阜県飛騨高山市生まれ。芸術と平和と宴会を愛する家庭に育てられ、学生時代にオーストラリア・メルボルンで出会ったストリートミュージシャンや大道芸人、劇場のスタンダップコメディアンに魅せられて芸人を志します。上京後、様々なアーティストとの共演を経て現在のボードビルスタイルを確立し、ウクレレにダービーハット、タップシューズを履き、東京を中心に全国各地、ときに海外でも活動中。コメディーから生まれる音楽。老若男女が楽しめるショーを作り続けています。
http://www.baronbaronbaron.com

■studioMANGOSTEENとは
映像作家の泉原昭人と版画家の溝上幾久子と音楽家により結成され、結成当初は、講談社、毎日コミュニケーションズ、などの出版社の企画により、インタラクティブ絵本などのデジタルコンテンツを制作。その後、泉原、溝上により絵本『PUTLE STORY』の世界観を深化させた作品シリーズを制作。シリーズ二作目「赤い森の歌」は第60回ベルリン国際映画祭の短編部門の招待をうけ、その後、世界各国の映画祭にて上映されました。2011年制作の「リリタアル」は第62回ベルリン国際映画祭の短編部門コンペにノミネート、アヌシー映画祭など各国の映画祭に参加し、米国ファンズワース美術館でも招待上映されています。現在、「赤い森の歌」はベルリン国際映画祭短編部門の統括ディレクター、マイケ・ミア氏による BerlinaleShorts Go ABROAD にセレクトされ、世界を巡回しています。

■ EARTH+GALLERY概要
名  称 :EARTH+GALLERY
U R L :http://earth-plus.net/
所 在 地  :〒135-0042 東京都江東区木場3丁目18-17
事業内容 :美術作品の展示・販売、イベントの企画・運営

執筆者

Yasuhiro Togawa